鉄道ホビダス

2006年10月アーカイブ

信越本線/北新井〜脇野田

新井から増結する二本木貨物を迫力ある構図で

wakinoda.jpg

2006.8.26
後藤中也(千葉県)

【ガイド】 二本木貨物の4381レは、新井より増結することが多く、編成が大変長くなる場合もある。このポイントは編成が長くても最後部を切ることなく撮影出来る場所の一つ。坂道を駆け上ってくるロクヨン重連の迫力を堪能できる。

【レンズ】 80mm

【アクセス】脇野田駅前の道を新井方面へ。川を渡る前に線路をくぐる背の低い鉄橋がある。それをくぐるり、線路と同じ高さに上る。車なら、上信越自動車道上越高田ICより15分ほど。

【国土地理院1/25,000地形図】新井

中央本線/坂下―落合川

木曽川沿いの美しい紅葉を撮る

05.jpg

2005.11.19
寺沢秀樹(愛知県)

【ガイド】木曽川沿いを行く中央本線の列車と紅葉を絡めて撮影できるポイント。順光での撮影は困難だが、紅葉とステンレス車体が半逆光に輝き、印象的な作品をモノにすることができる。なお、このポイントは上下線が分かれており、下り線はトンネルの中となるので、上り列車(名古屋方面行)のみの撮影となる。光線は午前中の早い時間帯がよい。紅葉の見頃は11月中旬〜下旬。

【レンズ】 120mm相当

【アクセス】落合川駅下車。木曽福島寄りの踏切を渡り、上り坂を道なりに1キロ程登ると国道19号線に出る。国道19号線を木曽福島方面へ1.5㎞ほど進むと車3〜4台分の駐車スペースがあり、眼下に木曽川と中央本線の線路が見える。ここが撮影ポイント。落合川駅から約50分。国道19号線は交通量が非常に多く、車の速度も高いので、歩く際には車には十分注意したい。また、撮影は危険防止のためガードレールの外側からの方がよい。
 車なら、中央自動車道中津川ICから国道19号線を木曽福島方面へ約20分。国道が4車線から2車線に減少してすぐの左側にある「ドライブイン元越」が通過ポイント。そこから1.2㎞ほど進むと左側に撮影ポイントとなる駐車スペースがある。

【国土地理院1/25,000地形図】妻籠

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

秋の陽射しに輝く紅葉と愛環列車を狙う

04.jpg

2005.12.1 
寺沢秀樹(愛知県)

【ガイド】都市近郊路線のイメージが強い愛環線の中で、山深い雰囲気で紅葉を狙えるポイント。終日順光にはならないが、逆光を生かして紅葉を浮かび上がらせるのがコツ。撮影は列車の側面に光が当たる朝の早い時間帯がよい。レンズは300mm以上が必要。紅葉の見頃は11月下旬〜12月初旬。

【レンズ】300mm相当

【アクセス】篠原駅下車。線路西側の国道155号線を豊田方面へ800m程進んだところにある「篠原町上り花」交差点を左折すると愛環線の橋桁が見える。線路のすぐ手前に左へ入る農道があるので、そこを線路沿いに進む。右側にある金網のフェンスがなくなったところが撮影ポイント。篠原駅から約20分。車では猿投グリーンロード八草ICから約10分。国道155号線を豊田方面へ。「篠原町上り花」交差点を左折する。農作業に支障があるので、左に入る農道への車の乗り入れは避けたい。

【国土地理院1/25,000地形図】平針

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

今も残る「海の花道」

higashizono%20.jpg

2006.9.28
村樫四郎(千葉県)

【ガイド】写真の左上方陸地が東園駅。207号線からだと道路海側の電話線が邪魔になるので、道路沿高台から撮影しました。一日中逆光なので風が強くさざ波が立っているときがねらい目かもしれません。

【レンズ】80mm相当

【アクセス】東園駅から徒歩10分弱。207号線を歩いてくればすぐ分かります。喜々津―大草間は農道等にも良い撮影場所がいくつかあるので一日かけて歩くことを進めます。

【国土地理院1/25,000地形図】大村

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

山口線/長門峡―渡川

たわわに実った柿の実と「SLやまぐち号」

03yamagichi.jpg


2004.11 
奥村光治(東京都)

【ガイド】以前は数本あった渡川の柿も現在はこの1本のみとなっているが、ただこの柿の木も、一部折れるなど勢いはなくなっているようだ。実のつき方は年によって変わる。葉が落ちて撮りやすくなるのは、11月下旬。土手であり足場は狭く、数人しか入れないため譲り合って 撮りたい。この時期、稲刈りは終わっているが、田畑には入らないように。

【レンズ】 50㎜相当

【アクセス】渡川駅より歩いて10分。駅から国道9号に向かって200mほど歩き、橋を渡り右折。400mほど先に柿が見えてくる。車だと、国道9号を長門峡から津和野方面へ2㎞ほど走り、山口線を渡ってすぐを左折。200mほど先に駐車。そこより左手の細い道を歩き柿に近づく。

【国土地理院1/25,000地形図】長門峡

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

山陰本線/鎌手―岡見

山陰本線西部の絶景

okami.jpg

1999.8
吉村元志(長崎県)

【ガイド】山陰本線西部の風景は、私の住む九州では見られないような荒々しい風景が広がり大好きな場所です。撮影当時は国鉄色の牙城でしたが、島根県主導で鉄道高速化事業が 着手され特急/快速用の新車投入により、走行車輌は一変してしまいました。海側からは午後順光になります。青浦という集落から海側に降りますが線路から真っ直ぐ降りずに、線路を渡って右側を迂回するように降りて下さい。近くには売店等はありませんので、食料・飲料持参がお薦め。集落に車を停める際には必ず地元の方の邪魔にならぬよう許可を取って下さい。DD51重連(土・休日運休)の岡見の時刻は5582レ/9:04、単5361レ/11:06、単5362レ/16:11、5583レ/17:38。
【レンズ】 50ミリ

【アクセス】岡見駅より西へ徒歩30分。車では、国道9号線から10分程度

【国土地理院1/25,000地形図】三隅

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

長崎本線/東園―喜々津

派手な塗装のDCが青い海に意外とマッチする

_kikitsu.jpg

2006.9.28
村樫四郎(千葉県)

【ガイド】午前中は逆光となります。その意味から、撮りに行かれるなら午前中大草駅から(道路を)歩き始めると道路から写せるポイントがいくつかありますからそこで撮りながら来て、夕方ここで写して喜々津駅へ出るのをおすすめします。尚途中、大草も東園も売店が有りませんので食料特に飲料水は持参する必要があります。

【レンズ】 135mm

【アクセス】喜々津駅から線路沿いに小道を東園に向かい歩き、途中で平行する県道に移り、峠を登る途中、付け替えられた旧道から。途中良いポイントもあるから歩くことがお勧め。

【国土地理院1/25,000地形図】大村

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

叡山電鉄/市原―二の瀬間

紅葉を満喫出来る京都北山「叡山電車」

02.JPG

2004.11.25 
高橋 脩(京都府)

【ガイド】 京都市内の北部を走る叡山電車は、二軒茶屋―鞍馬駅までの区間で紅葉が楽しむことが出来ます。特に市原から二ノ瀬間は“紅葉のトンネル”を通る区間ですが線路に近くに道路がないために撮影することはまず無理でしょう。二ノ瀬駅手前で鉄橋を渡るところか二ノ瀬駅付近での撮影がお薦めです。住宅地ではありませんが山岳区間なので線路際の木も大きく撮影場所が限られますが線路から川を挟んだ反対側に通っている“鞍馬街道”を散策しながら各人のオリジナル撮影スポットを探すのもいいのではないでしょうか?

【レンズ】28mm相当

【アクセス】 二ノ瀬駅から徒歩5分 車での撮影は駐車場が近くに無くまた道路も一車線なので路上駐車は厳禁です。

【国土地理院1/25,000地形図】大原

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

高山本線/飛騨小坂―渚

錦秋の渓谷を行く

takayamahonsen.jpg

2004.11.4
熊 博毅(大阪府)

【ガイド】「錦秋」と呼ぶのにふさわしい、紅葉の美しいポイントです。もみじやイチョウなどは、順光よりも透過光で撮影した方が、より鮮やかに映えるのですが、この場所は午後から逆光気味になりますので、そうした条件に合うようになります。

【レンズ】200mm相当

【アクセス】渚駅から国道41号線を飛騨小坂駅の方に向かい約3kmほど進むと、飛騨川をはさんで隧道から出た下り列車がすぐにガーター橋を渡るところがあります。そこがポイントです。国道41号線は車の通行量が多いので、安全には気をつけてください。

【国土地理院1/25,000地形図】飛騨小坂

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

京浜工業地帯の臨海鉄道

002.jpg

2006.2.13
西村貴男(千葉県)

【ガイド】神奈川臨海鉄道千鳥線の終着駅、日本触媒前ヤード(千鳥町西群線)に進入する貨物列車を撮影できる。またヤードでの入換えシーンも眺めることができる。

【レンズ】85mm

【アクセス】川崎駅より市営バスを利用し、市営埠頭停留所下車すぐ。車なら、神奈川高速湾岸線東扇島出口より川崎市街地方面へ進み、千鳥橋手前を左折。または産業道路より塩浜交差点を東扇島方面へ進み、千鳥橋を渡り右折。

【国土地理院1/25,000地形図】川崎

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

能勢電鉄/笹部―光風台

能勢電鉄の山下・妙見口間は単線の山岳鉄道の趣

Scan20542.JPG

2006.10.7
永野晴樹(東京都)

【ガイド】笹部を出ると30‰以上の急勾配と半径100m以下の急曲線が連なる山岳路線となる。付近宅地化され大阪のベッドタウンと化したが、線路の周囲には自然が残されている。この地点のすぐ後ろに以前は隧道東口信号場があったが、交換設備のある光風台駅新設のため線路を付け替えて廃止となった。以前の能勢電は妙見口までトンネルが一箇所しかなく、半径40mの急曲線が連続していた。この場所は住宅街の道路からの撮影であるが、金網があるので、レンズ口径の小さなもので金網の間から撮影するなど、工夫が必要。光線状態は朝方が良い。

【レンズ】テレエルマリート90ミリ

【アクセス】笹部駅前の歩道橋を渡りすぐ左折して道なりに行くと長い階段がある。上り終えて線路と並行して住宅の道なりに約20分。山下から大和団地循環バス。があるが、土日は始発が10時14分、1時間から1時間半おきに運転。撮影場所は「第十公園前」。車なら山下からバス通りを登るとよい。

【国土地理院1/25,000地形図】広根

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

鉱山の街をバックに走る神岡鉄道「おくひだ号」

00_kamioka%20.jpg

2006.7.27
井上英樹(愛知県)

【ガイド】2006年11月で営業を終える第三セクター神岡鉄道の撮影地。神岡鉱山からの鉱石輸送を主な目的であったこの路線を象徴するかのような写真が撮れる地点。鉱山の街らしい工場をバックに、下り列車を狙うことができる。夏場は昼前後が順光であったが、これからの季節、車輌に木の影がかかる可能性があるため注意したい。

【レンズ】 90mm

【アクセス】神岡鉱山前駅下車後、国道を右方向へしばらく進むとトンネルが見える。その手前にある駐車帯の、神岡鉱山前駅側にある細い未舗装道を少し入った場所。駅から徒歩8分ほど。車なら、北陸自動車道富山ICより国道41号線を南下し約90分。

【国土地理院1/25,000地形図】鹿間

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

東北本線/館腰―岩沼

東北本線を走る重連のED75

00_ed75.jpg

2005.9.3
中村 隼(神奈川県)

【ガイド】駅から一番近い踏切で、とても手軽。駅から撮影地が見えるので、反対を向くと駅が入ってしまうがさほど目立たない。陸橋の影が入り、半逆光となるため曇りの日に行くのがベスト。また、岩沼から合流する常磐線からのED75も撮れるため効率がよい。ただ駐車する場所はあまりない。

【レンズ】 200mm

【アクセス】館腰駅のヤマザキショップ側の改札を出る。線路に沿って進み、一番手前の踏切。車なら、仙台東部道路仙台空港ICから約5分

【国土地理院1/25,000地形図】仙台空港

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

磐越西線郡山口なら、まずここから

bansai.JPG

2005.9.24
芝山喜久男(東京都)

【ガイド】月に1度は設定される磐越西線電化区間の〈SL郡山会津路号〉を手軽に撮れる、有名なオーバークロス。磐梯熱海から先のような勾配はないが、森を抜け、田園を軽やかに走るC57やD51を俯瞰気味に捉えることができる。光線は午後が順光、SL通過時はまだ前面には日が回らないが、サイドには十分回っている。国道の側道または一段下の小道からの撮影になる。車利用の場合、交通量が多いので、駐車には十分注意されたい。

【レンズ】 85〜135㎜相当

【アクセス】東北自動車道郡山ICから国道49号線で約7km。安子ヶ島と磐梯熱海のほぼ中間。両駅から約2km。列車利用の場合は、磐梯熱海駅からタクシー利用が便利。.

【国土地理院1/25,000地形図】磐梯熱海

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

東北本線/北浦和─与野

貨物列車、団臨などを陸橋から手軽に

s-kIMG_2844-2.jpg

2006.9.29
真田騎志治(神奈川県)

【ガイド】湘南新宿ラインの北行や隅田川発の貨物2073レや3057レに安中貨物、さらには品川発高崎方面などの団臨が撮影できるポイント。基本的に午後順光。

【レンズ】150mm

【アクセス】JR京浜東北線北浦和駅西口から線路沿いの道を与野方面に徒歩5分ほど。最初に見える陸橋の階段あたりから撮影。歩行者や周辺の住民の方などに迷惑をかけないように留意していただきたい。

【国土地理院1/25,000地形図】浦和

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

ブルートレインを湯河原鍛冶屋のカーブで撮る

DSC01401.JPG

2006.5.4
笠原広和(神奈川県)

【ガイド】上り列車を湯河原を出て築堤を大きくカーブして、トンネルに入るところの線路を跨ぐ道の上から撮影できる。写真はアウトカーブからだが、線路の真上、インカーブからも撮影可能で異なる趣の写真が撮れる。

【レンズ】85mm

【アクセス】湯河原駅前から左折して真鶴方面へ向かい、湯河原町役場の前を通り「中央四」という交差点を左折して線路の下をくぐり線路の北側から右折して川を渡り線路のトンネルの上を跨ぐ道のところが撮影地である。約40分かかる。車なら真鶴道路を小田原から湯河原方面に向かい「吉浜」交差点を右折して東海道本線の線路をくぐって右側の地点。

【国土地理院1/25,000地形図】熱海

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

山口線/地福─鍋倉

〈SLやまぐち号〉、秋の爽やかな発車を撮る

IMGP1774.JPG

2005.11.20 
芝山喜久男(東京都)

【ガイド】田代峠を越え、長門峡を抜けてきた下り〈SLやまぐち号〉は、地福で小休止する。このポイントは、地福を発車してすぐの踏切で、国道からも近く、小休止するC57がやがて煙を上げ、スピードを上げてくるさまを、お手軽に狙える。ここではたいていの場合、長門峡や徳佐の発車のような「爆煙」とならないが、そのぶん、C57の自然な表情が美しい。光線は、やや斜め後ろから、サイドに日が当たる。秋のススキも季節感があっていい。9251レの地福発車は12時04分。

【レンズ】85〜135㎜相当

【アクセス】地福駅から徒歩10分。国道9号線を山口から津和野方面へ、地福駅入り口を過ぎ、山口線が国道と並行する手前の信号を左折、小さな橋を渡ったら踏切に向けて右折。

【国土地理院1/25,000地形図】徳佐中

北陸本線/木ノ本─余呉

通称「余呉の大カーブ」

4752.jpg

2006年9月23日
服部浩樹(京都府)

【ガイド】複線区間ながら片ポールできれいな編成写真か撮れる。光線は午後からが順光。駅からも近くイベント列車走行時には多くのファンで賑わう。

【レンズ】75mm相当

【アクセス】余呉駅下車徒歩5分。北陸道木ノ本ICから約5分。

【国土地理院1/25,000地形図】木ノ本


【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。

山口線/長門峡─渡川

発車直後、爆煙で鉄橋を渡る

01.jpg

2004.8.1
山下 遼(神奈川県)

【ガイド】駅から至近で煙の期待できるポイント。長門峡駅前に通る国道9号線を150mほど渡川方面に行くと阿武川に架かる橋がある。この橋と山口線の橋梁は並行しており、周辺が撮影地となる。土手から構えてもよし、国道から撮ってもよし、風向きによって臨機応変にポジションが決められる。9521レは11時43分発。

【レンズ】50mm

【アクセス】長門峡駅より国道9号線を歩いて7?8分。車なら山陽自動車道防府東ICより国道262号線経由で宮野へ。9号線に出たら津和野方面に。防府東より約40km。長門峡駅の篠目寄りに道の駅長門峡があり、食料・飲み物など調達できる。

【国土地理院1/25,000地形図】長門峡

【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。