photo:松沼 猛 取材日:’22.8.29
2011年7月に発生した新潟・福島豪雨により甚大な被害を受けた只見線では、その後11年間にわたって会津川口~只見間で運休が続いていました。結局、福島県が第三種鉄道事業者として鉄道施設および土地を保有し、JR東日本が第二種鉄道事業者として運行を行う上下分離方式が採用され、復旧工事が完了。2022年10月1日に全線運転再開とアナウンスされています。
(JR東日本 プレスリリースより)
(JR東日本 プレスリリースより)
現地では7月下旬頃より営業用車両を用いた試運転が行われており、その模様を沿線から観察してまいりました。
▲復旧した第5只見川橋梁を行く試運転列車。写真右側のガーダー橋が流出し、護岸強化の上で新しい橋が架けられました。 只見線 会津川口~本名
▲復旧した第6只見川橋梁を見たところ。以前はアンダートラス橋+デッキガーダー橋でしたが、長大な曲弦トラス橋に架け替えられました。 只見線 本名~会津越川
▲試運転列車は、キハ110形+キハE120形という異形式の2両編成で運転されています。写真は第8只見川橋梁で、この橋自体は被災しませんでした。 只見線 会津塩沢~会津蒲生
▲第8只見川橋梁の前後の区間で、護岸強化された部分。 只見線 会津塩沢~会津蒲生
▲被災区間ではありませんが、11年間に亘り列車が来なかった鉄橋を行くシーンは灌漑深いです。 只見線 会津蒲生~只見
▲長いこと福島県側と分断された終着駅になっていた只見駅。手前のマイクロバスは只見線代行バスで、復旧と共に役目を終えます。 只見線 只見
▲只見駅ホームに停車中の試運転列車。只見~小出間は分断後はキハ110形で運用されていたので、ここにキハE120形が入るのもこの試運転が初めてのこと。 只見線 只見
▲只見駅周辺では、復旧を祝うポスターや幟など、歓迎ムードが色濃く出ていました。
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