text:RM
■整備新幹線初の開業はオリンピックが契機
「○月の鉄道のデキゴト」は、当月にあった過去の鉄道の「デキゴト」(路線の開通や車両の新製・廃車、そのほかの事件など)を振り返るコーナーです! ティーブレイクにでも気軽にお楽しみください。
本日は、24年前となる1997年10月1日のデキゴト。「9月の鉄道のデキゴト」でアップした、9月30日の「信越本線・横川~軽井沢間廃止」と対を成すデキゴト…つまり、北陸新幹線の長野までの開業のことをお話ししたいと思います。
▲高崎~軽井沢間は、在来線よりも早く勾配を登り始めることでなんとか30‰に勾配を抑えている。それでも新幹線にとっては難所で、特に安中榛名停車の列車は助走が不足気味になってしまうとか。
‘07.12.2 北陸新幹線 高崎~安中榛名 P:会津善和(お立ち台通信より)
■関連記事
🔶9月の鉄道のデキゴト「信越本線・横川~軽井沢間廃止(1997年)」
さて、今は金沢まで延伸されている北陸新幹線は「整備新幹線」という仕組みで建設された路線のうちのひとつ。北海道新幹線、東北新幹線(盛岡以北)、北陸新幹線、九州新幹線(鹿児島ルートと西九州ルート)を指し、全国新幹線鉄道整備法なる法律に基づき、建設主体や建設費用負担のスキームが決定する仕組みです。1997年の北陸新幹線(高崎~長野)開業は、1970年制定のこの法律に基づく路線初の開業となりました。
▲長野行新幹線開業時に投入されたのはE2系8連のN編成。2種の周波数に対応できることも特徴だった。既に北陸新幹線からE2系は撤退済で、N編成も全車廃車となっている。P:RM
全部を読む