text & photo:RM
取材日:’21.9.22 場所:国府津車両センター
取材協力:東日本旅客鉄道横浜支社
JR東日本では、E131系の3種目のバリエーションとして相模線に投入される500番代を報道公開した。
▲現行の205系500番代から引き継いだ、ブルー系2色のラインカラーとなるE131系500番代。
■基本仕様
E131系は、房総地区用に2連仕様(1M1T)、宇都宮線・日光線用に3連仕様(2M1T、ただし中間車は0.5M仕様なので、いわば1.5M1.5T)が登場していたが、今回の相模線用は初の4連仕様(2M2T)となる。ただし編成組成は従来の205系の〔Tc+M+M’+T’c〕と異なり、〔Mc+T+M+T’c〕となっている。E131系は動力車がユニットを組む2M方式でなく1M方式であるからだ。
■車体外観
▲前面窓下部分に、E131系共通のデザインモチーフである水玉があしらわれている。
外観はラインカラーを除いて既存のE131系他番代と大きな変更はなく、半自動扉スイッチ、車外スピーカー、ホームモニタカメラを装備している点も踏襲されている。行先表示器はフルカラー式を採用。
■室内
オールロングシートで、WCを装備しないのは205系時代と同様だ。
▲車内はオールロングシート。
▲通常の座席の座面は青色系となっている。
▲先頭車の連結面側車端部は、優先席とフリースペースとなっている。
中間車は優先席部とフリースペース部を前後に分けて配置。
▲乗降扉上部の1基の17インチ車内案内表示器は、千鳥状配置(1両につき4画面)。
▲相模線は併結運転は行わないが、E131系他番代と同様の貫通式が踏襲された運転台。
■運用開始について
2021年11月18日(木)より、順次運転開始となる。導入予定両数は4両×12編成の計48両で、2021年度中に全数導入の計画。投入線区は相模線(茅ケ崎~橋本)のほか、朝夕一部のみ、横浜線八王子まで直通する。
▲写真はクハE130形を先頭に見た編成状態。
■関連記事
🔶11月18日(木)デビュー! 相模線E131系営業運転開始!
🔶相模線新型車両! E131系を投入!
🔶JR東日本E131系 宇都宮線・日光線仕様報道公開!!
🔶房総地区のニューフェイス! E131系報道公開