取材日:’21.2.18
場所:幕張車両センター
text & photo:RM
取材協力:東日本旅客鉄道千葉支社
JR東日本千葉支社は、3月のダイヤ改正より房総地区でE131系を運用開始する。その報道公開が2月18日に幕張車両センターにて行われた。このE131系は2両編成となっており、クモハE131+クハE130の1M1Tで構成されている。また、側面の乗降確認カメラなどワンマン運転を考慮した設備が設けられている。
■外観
▲側面は内陸を彩る菜の花の色をイメージした黄色の帯と房総の海をイメージした青色の帯を、前面は波しぶきをイメージした水玉模様のデザインを採用。
- 下り方の先頭車がクモハE131、上り方がクハE130となっている。また、側面と前面の表示幕はフルカラーLEDが採用されている。
- 車端部にはワンマン運転を考慮して乗降確認カメラが設置されている。
- クモハE131の連結面側に装着されたDT80A台車。
- クハE130の運転席側に装着されたTR273D台車。
- クモハE131に搭載されたSiC半導体素子を採用したVVVFインバータ。
- クハE130の床下に設けられた三菱電機製スクロール式(オイルフリー)コンプレッサー。
- クハE130に設けられた補助電源装置(SIV)。
■車内
車内は、セミクロスシートが採用されており、車端部寄りの一区画にボックスシートが設けられているほか、ワンマン運転に対応した設備が備えられている。
▲セミクロスシートが採用された車内。
- クハE130はドア横に優先座席が設けられている。
- 各車両車端部に設けられたフリースペース。また、クモハE131は優先座席が車端部に設置されている。
- 一両当たり2組設けられているBOXシート。
- トイレが設置されたクハE130の車端部。
- トイレ内部。車いす対応の大型洋式トイレが設置されている。
- 半自動ドアを搭載しており、車外には開扉ボタンが設けられているほか、車内には開閉ボタンも設けられている。
- ドア上部には17インチの大型案内画面を設置。
- 運転席。ワンマン運転対応となっており、側面の乗降確認カメラの様子を窓上のモニターで確認できるようになっている。
なお、運用区間は内房線の木更津~安房鴨川、外房線の安房鴨川~上総一ノ宮、鹿島線の佐原~鹿島神宮を予定している。
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