FS777(10101/CT1車)
本年9月にデビューする東京メトロ10000系電車の台車である。東京メトロ発足後初の新系列に相応しく、台車も大きく変化。ボルスタ(枕梁)付となったことに併せ、非線形軸ばね、自動高さ調整弁、応荷重差圧弁を採用したことで、曲線部での輪重変動の抑制が図られ、また整備の際の輪重調整の容易化も図られた設計となっている。基礎ブレーキ装置はユニットブレーキによる踏面片押し。なお、M車用、T車用、CT車用とそれぞれ専用のものが用意されるが、形式はこれまでとは異なり、全て共通でFS777となっている。
軸距:2100㎜ 車輪径:860㎜
軸箱支持:モノリンク式 枕ばね:空気ばね(ダイレクトマウント)
写真:2006.6.21 綾瀬工場 RM(K)
東京メトロ最初の新系列として各部にこだわりが見られる注目の新車10000系。9月からは有楽町線で営業運転を開始、もちろん2008年6月開業予定の副都心線(13号線)でも運用される車輌である。 2006.6.22作成 2007.1.26更新
東京メトロ10000系:RailMagazine276号参照
LINK これまでに収録した東京メトロ関連の台車