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国鉄トキ25000形やホキ2500形などに採用された30〜40t積み貨車用台車。写真は樽見鉄道の客車うすずみ1のもので、このようにTR213を履く客車は他に天竜浜名湖鉄道THT100・200形がある。いずれもトキ25000形を種車とした観光目的の車輌である。
軸距:1650mm 車輪径:860mm
軸箱支持:軸箱直結 枕ばね:コイルばね
写真:2004.1.25 北方真桑 高橋一嘉
うすずみ1・2は1989年に樽見鉄道が神海〜樽見間を延伸開業する際に誕生した車輌。いわゆる“トロッコ列車”と通称される開放タイプの車体ではなく、大型窓を持つ密閉式パノラマタイプの車体を持つことが特徴であった。その名の通り<うすずみファンタジア号>として樽見駅近くに咲く薄墨桜の開花シーズンのみに運転されるという独特の運用形態であったが、2004年シーズンの運行を最後に引退となった(写真はうすずみ1)。
2006.2.3作成