TR255
2005年7月ダイヤ改正から常磐線に就役した一般型電車、E531系用の台車である。車体側の基本構成はE231系電車に準じたものだが、台車側は901(現209系)以来のDT61/TR246系ではなく、新系列の採用となった。牽引装置は1本リンク式。各形式は以下の通り。
M台車/DT71
T台車/先頭車先頭側:TR255 同連結側:TR255A
中間普通車:TR255B 2階建てグリーン車:TR255C
一般型電車用ながら、最高速度130km/hの高速走行に対応するため、特急型電車用のDT64/TR249系をベースとしたもので、ヨーダンパのほか、各軸には軸ダンパが取り付けられている。また、車体の床面高さをE231系に比べ35mm低い1130mmとするため、新設計の空気ばねは上面取り付け高さが低く抑えられている。
なお、DT71/TR255系は2006年12月就役のE233系にも採用されている。
軸距:2100mm 車輪径:860mm
軸箱支持:軸梁式 枕ばね:空気ばね(ボルスタレス)
写真:2005.3.18 勝田車両センター RM
JR東日本E531系:RailMagazine262(2005年7月)号参照
2005.10.6作成