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DT22G/JR四国キハ32形

 
21:DT22
 DT22/TR51系台車はそれまでのDT19/TR49に代わる気動車用台車として電車用のDT21をベースに開発され、1957(昭和32)年登場のキハ55系増備車、翌年登場のキハ20系増備車から採用された、国鉄気動車用台車のロングセラーである。キハ58、35、45、そして40の各系列を中心に広く採用され、現在も全国各地で活躍している。
 このDT22Gは国鉄末期、新製気動車の製作コストを抑えるべく、DT22系の廃車発生品を活用したもので、台車枠、基礎ブレーキ装置の一部改良が施されている。九州向けのキハ31や四国向けのキハ32のほか、分割民営化後もJR西日本の50系客車改造気動車キハ33に採用された(T台車はTR51E)。
 写真はJR四国キハ32 20のDT22Gで、動軸に砂箱が追加されている。
軸箱支持:軸箱守(ウイングばね) 枕ばね:コイルばね
軸距:2100mm 車輪径:860mm

写真:2005.10.18 須崎 高橋一嘉

DC32
キハ32形は国鉄の分割民営化が目前に迫った1987(昭和62)年2月、四国向けに21輌が落成。気動車としては日本国有鉄道が生んだ最後の新形式となった。1〜11が新潟鉄工所製、12〜21が富士重工業製で、メーカーにより前灯の形状が異なる。写真の20は高知運転所の所属で、土讃線の普通列車で活躍を続けている。 2005.10.25作成 2006.4.14更新

これまでに収録した国鉄形式の気動車用台車

これまでに収録したJR四国関連の台車

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