185系

ニュース

JRグループ、指定席特急料金を3⇒4段階設定に変更。グリーン車・寝台車利用時も同様に

2022.10.26

 JRグループでは、2023年4月1日乗車分より、JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州 の特急列車 (新幹線を含む)において、 シーズン別の指定席特急料金を改定し、利用時期に応じて4段階の料金を設定する(現状は3段階)。また、利用が特に多いGW・お盆・年末年始の各期間を中心に、混雑している時期から利用日を少しずらすとお得になるよう、年間の適用日カレンダーを見直す。

 さらに、今まで通年で同額とされていたグリーン車および寝台車利用時の特急料金にも、新たにシーズン別の料金を適用する。

P:三ツ矢健太

◎2023年度の シーズン別の指定席特急料金 
利用時期に応じた4段階の料金の設定
 現在、JR東海・JR西日本(北陸新幹線以外)・JR四国・JR九州の特急列車の指定席特急料金はシーズン別に3段階に分かれ、閑散期は通常期の指定席特急料金の200円引き、繁忙期は200円増しとなっている。
 今後は、利用が特に多いGW ・お盆・年末年始の各期間に通常期の400円増しの「最繁忙期」を新たに設定し、4段階の料金設定となる。

(プレスリリースより)

適用日カレンダーの見直し(詳しくはリンク先プレスリリース参照)
 利用が特に多いGW・お盆 ・年末年始のピーク期間を「最繁忙期」に設定する一方、当該期間の前後に新たに閑散期や通常期を設定することにより、移動の日を少しずらすことで、これまでよりお得に特急列車を利用できるようになる。
 また、11月をはじめ秋の週末など利用が多い時期に繁忙期を設定するとともに、比較的利用の少ない4月・7月・8月下旬・10月上旬などの一部の平日にも新たに閑散期を設定する。
 カレンダーについては、年度毎の曜日配列やそれに伴う利用動向に応じて、毎年、見直す予定。

見直し後のカレンダーが適用となる列車

※上記の ほか 、快速列車は 一部列車を除き 通常期と閑散期のみの設定(現在と同様)となるが、適用日カレンダーの見直しにより、閑散期が拡大する。(プレスリリースより)

【参考】東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸の各新幹線 およびJR東日本の一部の在来線特急列車のシーズン別の指定席特急料金は変更ない。

◎グリーン車および寝台車へのシーズン別料金の適用
 JRグループでは、現在シーズン別料金の設定のないグリーン車および寝台車利用時の特急料金について、2023年4月からシーズン別の料金を適用する。
 適用日カレンダーは普通車指定席を利用する場合と同様とし、現在のグリーン車および寝台車利用時の料金から、閑散期は 200円引き、繁忙期は 200円増し、最繁忙期は 400円増しとなる。

 なお、現在、普通車指定席を利用する際にシーズン別の料金を適用せず通年同額(通常期)としているJR北海道内の在来線特急列車、JR東日本の一部の在来線特急列車などにおいては、この対象外となる。また、JR九州の西九州新幹線および在来線特急列車においては、閑散期は適用しない。

【料金設定のイメージ(グリーン車利用の場合)】

(プレスリリースより)

※現在、グリーン車および寝台車利用時の料金は、乗車日にかかわらず通常期の指定席特急料金から 530円引きした金額(自由席特急料金と同額)に、グリーン料金、寝台料金を加えた額としている。

詳しくはこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加