東京地下鉄(東京メトロ)は30日、平成23年度事業計画を発表した。
鉄道事業において、有楽町線・副都心線では小竹向原―千川駅間への連絡線設置による立体交差化の推進、新富町―新木場駅間の新CS-ATC化の完了などにより輸送の安定化を推進する。
東西線ではワイドドア車輌(15000系)への更新や茅場町駅及び門前仲町駅の改良、南砂町駅に線路・ホーム増設等の大改良に取り組み、乗降時間短縮による遅延対策や混雑緩和を図る。
銀座線では渋谷駅の移設に取り組み、乗換え利便性の向上及びバリアフリー設備の整備等を図る。
このほか、副都心線と東急東横線・横浜高速みなとみらい線との相互直通運転(平成24年度開始予定)に向けた準備を推進するほか、環境に配慮した新型車輌を銀座線・千代田線に投入する。
ホームドアについては有楽町線への設置を進めるとともに、新たに銀座線への設置に向けて各種調査を実施するほか、他のすべての路線についても相互直通他社との協議の上、設置を推進する。
事業計画における車輌導入は次のとおり。
○東西線
15000系7編成70輌を導入
※平成23年度までに13編成130輌更新完了
○銀座線
1000系1編成6輌を導入
○千代田線
16000系9編成90輌を導入