JR西日本グループでは、他鉄道事業者とも連携して国内の鉄道全体で鉄道文化の後世への継承をするべく、保有しているオヤ31形客車(建築限界測定車)を動態車両としてえちごトキめき鉄道に譲渡すると発表した。えちごトキめき鉄道では、本車を動態として引き続き活用する計画とのこと。
画像提供:JR西日本
■譲渡車両:オヤ31形客車31号機(建築限界測定車) 1両
■車両略歴
1937年(昭和12年) 三等客車スハフ32として新製
1957年(昭和32年) 建築限界測定車オヤ31に改造
2022年(令和4年)現在 網干総合車両所 宮原支所 配置
■譲渡時期:2023年1月以降
一方、譲渡先であるえちごトキめき鉄道からは、同社鳥塚社長のブログにて下記のように発表された。
■要旨抜粋
えちごトキめき鉄道では、動態として保存され、来春のレールパークオープンからお目見えする。D51にぴったりの車両として、月に一度のイベント開催などで乗車体験できたり、実際に車内に入れるようにしたい。なお、レールパークは既に冬季休業期間に入っている。
【編集部追記】2022年12月6日、オヤ31 31は同所所属のDD51 1109に牽引されて北陸方面へ向けて配給輸送された。当初湖西線経由の計画だったようだが、北陸本線経由に経路変更されて、当日中に金沢総合車両所松任本所に入場した(12月6日19:00現在)。
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P:服部ひろみ