185系

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【写真追加アリ】3月12日ダイヤ改正で、これも無くなった…! 事前発表無しでの動きについて

2022.03.14

 JRグループおよび一部の私鉄各社では2022年3月12日にダイヤ改正を行った。事前に発表されていた動き以外に、レイル・ファンにとっては下記のような衝撃的な動きが何点か見られた。(随時情報追加)

新潟地区の115系
 新潟車両センター所属で、JR東日本では最後となった115系(3連×7本)が運用を離脱した模様。越後線全線(新潟~柏崎)、弥彦線(東三条~吉田)、信越本線(新潟~直江津)、えちごトキめき鉄道(直江津~新井)間で運用されていたが、ダイヤ改正直前でE129系の新製車が数編成完成したこともあり、この改正で同系に置き換えらえた。また、えちごトキめき鉄道へ乗り入れていた通称「新井快速」(新潟~新井)は乗り入れが廃止され、新潟~直江津間に短縮された。

‘22.1.20 越後線 寺泊~分水 P:山本雄大
(今日の一枚より)

新潟地区のE127系
 新潟地区のステンレス製3扉ロングシート車E127系0番代は、元々は13編成が新製され同エリアで広く活躍していた。しかし2015年のえちごトキめき鉄道開業にあたり10編成が譲渡され同社ET127系となり、またそれ以前に1編成が事故廃車となっていたため、残っていたのは2連2編成のみだった。弥彦線運用が中心で、一部越後線でも運用されており、今回の改正で動きがあるとは予測されていなかったが、E129系に置き換えられてしまった。上記115系の運用終了と相まって、新潟支社管内の普通列車用電車はあっという間にE129系に統一されてしまったことになる。E127系の今後の処遇については、当然ながらまだ何の発表もない。経年的に、廃車とは考えづらいと思いたいが…。

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‘18.6.7 越後線 関屋~青山 P:高嶋 昇
(今日の一枚より)

奈良線の103系
 JR西日本・吹田総合車両所奈良支所に所属していたウグイス色の103系4連2本(NS407・NS409編成)は奈良線全線で205系4連と共通運用として活躍していたが、今回改正で運用から外れた。これでJR西日本に残る103系は、和田岬線用の網干総合車両所明石支所のスカイブルーの6連1本(R1編成)、加古川線用の網干総合車両所明石支所加古川派出所のエメラルドグリーンの2連8本、播但線用の網干総合車両所本所のレッドの2連9本となった。

‘20.10.15 奈良線 玉水~棚倉 P:真方暁仁
(今日の一枚より)

中央西線でのEH200形運用開始
 これは正式発表こそなかったものの、大方の予測通りの動きと言えるだろう。中央西線の貨物列車は長年EF64形の独壇場であったが、改正前の時点で試運転や試験的な営業運転でEH200形が運用に入っていた。改正後は、「貨物時刻表2022」によると、3往復の列車(南松本までの石油輸送列車が2本、春日井までのコンテナ列車が1本)がEH200形運用と記載されている。EH200形の場合、従来EF64形が重連であったところが単機での牽引となる。なお、EH200形の所属は変らず高崎機関区で、愛知機関区に数両が常駐することになる。

‘21.12.13 中央本線 土岐市〜多治見 P:国分茂樹
(今日の一枚より)

予讃線・宇多津以西でのEF65形2000番代
 四国内に乗り入れる貨物列車はEF210形とEF65形2000番代の2形式が牽引しており、特に予讃線・新居浜以西は所定ではすべてEF65形2000番代が牽引となっていた。この改正でそれらがEF210形に置き換わり、四国内でのEF65形の運用は、岡山~高松間の75・74列車のみとなった(いずれも夜間での走行)。

 関連する動きとして、伊予西条~松山貨物間で、全国で唯一残っていた旅客会社乗務員による貨物列車の運行が終了し、当該区間はJR貨物乗務員による運行となった。

‘22.1.30 予讃線 みの~高瀬 P:植松 繁
(今日の一枚より)

石巻線貨物列車からDE10形撤退
 石巻線で運転されている貨物列車は、ここ数年仙台総合鉄道部所属のDE10形と愛知機関区所属仙台常駐のDD200形で運用を分け合っていたが、今回の改正でDE10形の運用がDD200形に置き換わり、全列車DD200形での運転となった。

‘21.12.24 石巻線 前谷地~涌谷 P:三屋敏幸
(今日の一枚より)

関西本線、DF200形重連消滅
 関西本線の8075列車(稲沢~四日市)は、機関車回送の都合でDF200形が重連になることで知られていたが、改正後、DF200形単機牽引となった。元々、重連となる理由は上り2088列車(四日市~稲沢)の本務機送り込みのためで、その列車には次位無動でDD200形(四日市入換仕業からの帰区)が連結されていた。今回の改正では2088列車をそのDD200形が単機で牽引するように変更されている。

‘22.2.26 関西本線 富田~朝日 P:宮原雄一郎
(今日の一枚より)

岡山機関区DE10形、本線定期運用終了
 岡山機関区に所属のDE10形は、岡山貨物ターミナル~水島臨海鉄道・東水島間で2往復の本線貨物運用を持っていたが、今改正で愛知機関区所属岡山常駐のDD200形に置き換えられることになった。ただし、現時点ではまだDE10形による代走の形が採られているようだ。

‘21.12.21 山陽本線 庭瀬~中庄 P:今宿 匠
(今日の一枚より)

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