JR東日本では、交換用レールを輸送するために機関車とレール輸送用貨車を使用してきたが、これらの車輌は国鉄時代に製造され老朽化が進んでおり、この置き換えを行うため、新たにレール輸送用新型気動車キヤE195系を投入することを発表した。 この車輌は、JR東海が開発し、2008年に導入したレール輸送用キヤ97系をベースに、耐寒耐雪対応などを施したものとなっている。▲ロングレール輸送用(上)と定尺レール輸送用(イメージ) 画像提供:JR東日本◆車輌形式 キヤE195系◆車輌の特長 気動車方式とすることで、電化・非電化区間を問わず走行が可能となり、編成の両端に運転台を有するため、機関車の入換作業が不要となる。また、機関車・貨車特有のメンテナンス方法や運転操縦を廃することで、効率的なメンテナンスや要員配置が可能となる。◆車体寸法<ロングレール輸送用> 17.4m(全長)×2.8m(全幅)×4.80m(全高)<定尺レール輸送用> 17.4m(全長)×2.93m(全幅)×3.89m(全高)◆最高運転速度 95km/h◆車輌数(量産先行車) ロングレール(150m)輸送用 11輌(1編成) 定尺レール(25m)輸送用 2輌(1編成)◆投入時期 2017年冬以降(性能試験実施後に運用開始予定)◆運用区間 仙台を中心とした東北地区●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●JR東日本 ウェブサイト