東京メトロでは、銀座線1000系の2編成について、内・外装のデザインを銀座線開通当時の旧1000形をモチーフとした特別仕様の車輌として導入し、2017年1月中旬から運行を開始する。 銀座線1000系は、2012年1月から01系に替わる新型車輌として運行を開始し、今年度中に銀座線の全ての車輌(全40編成)を1000系に更新する予定だが、このたび導入する最後の2編成(39、40編成)は、通常運行で使用するとともに、地下鉄開通90周年イベントなどで活用することを目的とし、これまでの1000系以上に旧1000形のイメージに近づけたデザインに一新している。 ▼外装(イメージ) 画像提供:東京メトロ◆通常使用車輌からの変更点・外装デザイン 前灯を1灯式に変更、窓周りのウィンド・シル/ヘッダーを模擬したデザインに変更、車輌前面をはじめとした外装の塗装変更などを行う。・内装デザイン 室内全体を開通当初の旧1000形車輌をイメージされる色合いで再現。また、手すりや握り棒を真鍮色として、吊手をリコ式風の形状とする。機能面では、イベント列車などで運行する際、銀座線開業時から活躍した旧1000形や1993年まで運行されていた旧2000形車輌を彷彿とさせる「ポイント通過時などの室内灯消灯、同時に側面予備灯の点灯」を再現する機能や室内灯を電球色に切替える調色機能など、特別な仕様とする。 ▼内装(イメージ) 画像提供:東京メトロ◆特別仕様対象車輌・運行開始予定 1139編成:2017年1月中旬予定 1140編成:2017年3月中旬予定●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●東京メトロ ウェブサイト