秋田県立博物館では、由利高原鉄道、JR東日本秋田支社をはじめとする公共交通機関各社の協力により、特別展「秋田大鉄道展」を開催する。明治時代から今日に至る秋田の鉄道史を物語る珠玉の資料を集め、目玉として由利高原鉄道のYR-1500形ディーゼルカーの運転台を展示する。運転台に乗って、運転席からの風景も楽しめる。
前期開催の7月6日から8月25日は、小特集「機関車・電車のものがたり」、後期開催の9月10日から10月20日は、小特集「ふるさとの駅舎」。前期と後期で一部展示品替えを行う。7月13日から15日は、Nゲージ運転イベントを実施。また、会期中にミニ鉄道乗車イベントも開催する。
■会期
【前期】平成25年7月6日(土)~8月25日(日)
【後期】平成25年9月10日(火)~10月20日(日)
午前9:30~午後4:30
※休館日:月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日が休館となる)
■会場
秋田県立博物館 企画展示室
■入場料
大人 500円、大学生・高校生 300円、中・小学生 100円、幼児無料
■内容
【前期】小特集「機関車・電車のものがたり」
【後期】小特集「ふるさとの駅舎」
7月13日(土)~7月15日(月・祝) Nゲージ運転イベント実施
会期中ミニ鉄道乗車イベント開催
由利高原鉄道YR-1500形ディーゼルカー運転台展示
☆YR-1500形ディーゼルカーの概要☆
○YR-1000形として由利高原鉄道開業の1985年に運行開始
○後に改造されYR-1500形に改番
○車輌長15m、車輌重量28トン、エンジン出力250PS
○旅客定員106名
運転台が展示されるYR-1503は2012年10月に運用を外れ矢島駅構内に留置されていた。通常20~21mの鉄道車輌に比べて短く軽量な車体を持ち、そのずんぐりした形状が「かわいい」と愛されてきた。軽い車体でもスリップしないように、車体の重さを駆動車輪に集中的にのせるため珍しい「偏心台車」を装備している。また、前面の形状が、羽後本荘側と矢島側で異なるのも特徴である。
■問合せ
秋田県立博物館
〒010-0124 秋田県秋田市金足鳰崎字後山52
TEL 018-873-4121 FAX 018-873-4123
▲YR-1500三連ラストラン 川辺 ’12.9.30 P:佐藤和博