JR貨物は、2010(平成22)年3月13日(土)にダイヤ改正を実施する。主な内容は次の通り。
■京浜港と東北内陸部を直結する海上コンテナ列車の新設
国土交通省港湾局モデル事業として、盛岡貨物ターミナル構内に海上コンテナ専用のデポ機能を新たに設け、東京(タ)―盛岡(タ)間に海上コンテナ列車を新設する。
【下り】8075列車 東京(タ)20:20→盛岡(タ)7:15
※20輌編成(郡山(タ)→盛岡(タ)は15輌編成)
【上り】8074列車 盛岡(タ)20:15→東京(タ)6:47
※20輌編成(盛岡(タ)→郡山(タ)は15輌編成)
■大型コンテナ輸送ネットワークの拡大
大型コンテナの需要は引き続き高く、モーダルシフトを推進する有効な手段となっていることから、重量コンテナ(ISO24トン・コンテナ等)が積載可能な貨車の投入を積極的
に進め、大型コンテナネットワークを拡大する。
○3092~2073列車 南長岡→福岡(タ) コキ106形配備(直通ルート新設)
○2072~3093列車 福岡(タ)→南長岡 コキ106形配備(直通ルート新設)
○1088~3094列車 富山貨物→大阪(タ) コキ106形増備(輸送力拡大)
○3095~71列車 大阪(タ)→富山貨物 コキ106形増備(輸送力拡大)
■石油列車の高速化
高速走行が可能なタキ1000形(最高速度95km/h)の投入を推進して石油列車の速達化し、サービスの向上を図る。
【改正前】
8781列車 根岸22:11→倉賀野 5:58
8780列車 倉賀野11:24→根岸15:28
【改正後】
4079列車 根岸16:17→倉賀野22:10
4078列車 倉賀野 9:40→根岸12:59
■機関車・コンテナ車・コンテナの新製、増備
安全性及び輸送品質を向上するため、輸送機材の設備投資を積極的に行なう。
○機関車:24輌新製
○コンテナ車:100輌新製
○コンテナ:19D形式700個、19G形式1,000個、V19B形式1,000個、V19C形式600個の
計3,300個新製