185系

特集・コラム

今日が“22年3月5日”だから⁉ 実車と模型でE235系を堪能しよう!

2022.03.05

 山手線E231系の置換用として、さらにはJR東日本の次世代一般型車輌として2015年に登場したE235系。従来車にはない斬新なデザインと多くの新機軸を盛り込み大きな話題を集めた。2020年には横須賀・総武快速線用の1000番代が追加となり、当初は賛否もあったデザインにも見慣れた感がある同車を、実車と模型の両面からお楽しみいただきたい。

                        ‘18.7.7撮影 山手線 東京-神田 P:呉浦良太
                        (「今日の一枚」より)

E235系デビュー以来、営業線上では初と思われる「池袋鉄道まつり号2017」ヘッドマーク掲出列車。
‘17.11.19 山手線 五反田-目黒 P:久保田健一

E235系にとって初めての経験となる大雪警報のなか、淡々と与えられた輸送任務をこなしていた。
‘18.1.22撮影 山手線 新宿 P:今井英明

E235系が夜の新宿を駆け抜ける。
‘18.2.4撮影 山手線 新大久保-新宿 P:中野俊輔

赤城山をバックに走る、山手線E235系甲種輸送列車。
‘18.3.2撮影 上越線 敷島―渋川 P:中里 暢

山手線をノンストップで1周する団体臨時列車〈夢さん橋号〉が大崎~大崎間(外回り)で運転された。
‘19.10.14 山手線 代々木 P:堀 裕一

びゅうトラベルサービスの「おいしいお酒を山手線で。東北美酒めぐり」企画で、特急「いなほ」を模したヘッドマークで運行。
‘19.12.7 山手線 池袋-大塚 P:田頭功多

翌日の横須賀線デビューを控えたE235系と、しばしの休息に入ったE001系「四季島」とが隣り合わせに。
2020.12.20 撮影 国府津車両センター P:三田村 裕

E235系の特徴のひとつ、月替わりのLED表示の4月は「桜」。
2021.04.01 撮影 東海道本線 戸塚~大船 P:梅澤 浩

今さらながら、TOMIXとKATOのE235系を見比べてみる
 E235系のNスケール製品は、量産車の営業運転が開始された2017年には早くもTOMIXとKATOから製品化が発表され、両者とも時を同じくしての発売となった。
 グラデーションを多用した車体のカラーリングや、ステンレスボディの質感、屋上や床下のディテール表現など、実車の特徴を製品でどこまで表現されているかが気になるところ。そこで、両者製品を徹底比較し、メーカー特有の表現方法の違いや特徴を確認してみよう。

KATO(写真左)とTOMIX(右)のE235系。特徴的な前面グラデーションの位置など、両者の違いが見られる。

手間がTOMIX、奥がKATOのライトユニット。プリズムによる導光方法は両社ともよく似た構造で、行先表示は付属パーツによる選択式。

幕板・腰板部の異なる質感表現はTOMIXの同系列としては初。JRマークの色味はKATO(左)の方が濃く明確で、TOMIX(右)は光の具合によっては薄く見える。

前面窓上部の青い遮光フィルムは、KATO(右)は単一の全面表現、TOMIX(左)はグラデーション付きで運番表示部分を避けた表現となっている。

同系の特徴である客扉に配色された縦帯は、両社とも印刷による表現。模型としては印刷しづらい位置にある戸袋方向のグラデーションもしっかり表現されている。KATO製品(左)では幕部両端のフィルムを僅かな段差で表現。

先頭部の無線アンテナと信号炎管、Wi-MAXアンテナは別パーツでKATO(奥)は装着済、TOMIX(手前)はユーザー取付となる。各パーツのサイズはKATOの方が大柄だ。

ファン部分の形状が特徴的なクーラーは両社とも繊細な表現だが、KATOはファン部分をより立体的に強調した表現となっている。

パンタおよび配管表現を見る。配管は両社とも一体ながら立体的な表現。パンタのアーム部分はKATO(奥)が角型でTOMIX(手前)は丸型となっており、それぞれ解釈が異なる。

クハE234-0(1号車)。上がKATOで下がTOMIX製。幕・腰板部をはじめ、乗務員扉や窓・扉のフチも異なる銀色で質感の差異を表現している。

甲種輸送とは似て非なる変わり種!「配給列車」をNゲージでやってみる!

今日も全国から続々投稿が!「鉄道投稿情報局」をチェック!

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加