text & photo:RM
取材日:’21.10.3 取材場所:金沢港
取材協力:西日本旅客鉄道
JR西日本では、2019年10月の台風19号により被災した北陸新幹線車両の代替としてW7系を2編成新製投入することになっていたが、今回1編成が山口県の日立製作所笠戸事業所にて完成し、白山総合車両所最寄りの金沢港まで船舶輸送された。その陸揚げ作業が報道公開されたのでここでレポートしよう。
▲夕闇迫る中、既に陸揚げされた2両の中間車の頭上を移動するW714形。
輸送船舶にはW7系が2両ずつ積載されており、今回3隻で6両(1編成の半分)が到着。このうち報道公開されたのは、12号車となるグランクラスW714形の陸揚げシーンだ。2本のクレーンによって船から持ち上げられ、隣接する波止場に停車しているトレーラーに下すという作業手順であった。
▲輸送船の船倉から2基のクレーンで持ち上げられるW714形の車体。
今回導入のW7系は、在来車両と比べると以下の点で仕様変更されている。
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