text:RM photo:萩原祐佳
取材日:’21.9.17 場所:南海電気鉄道加太線 和歌山市~加太
取材協力:南海電気鉄道
南海電鉄では、同社加太(かだ)線にて「加太さかな線プロジェクト」を展開しており、その一環で観光列車「めでたいでんしゃ」シリーズをこれまで3編成導入していたが、この度、4編成目として「めでたいでんしゃ かしら」が登場した。
▲ポップなカラーだったこれまでの3編成と一変し、凄みを感じさせる黒基調のカラーとなった「めでたいでんしゃ かしら」。
和歌山市出身のHYDE(ハイド)さんとコラボレーションした車両で、外観は黒を基調としたデザイン。内観は音楽や宝、冒険のモチーフやデザインが詰め込まれている。
▲室内は、船のデッキをイメージした木製床ラッピングに足跡が描かれている。吊り手の形状も、魚や音符など凝ったもの。
この「かしら」は、既存の母「さち」(ピンク色)・父「かい」(水色)・そのこども「なな」(赤色)という家系図で言うと、「さち」の兄、つまり「なな」の叔父にあたるという設定。長い冒険から戻ってきたというストーリーがあり、乗客にトレジャーハンターになって冒険船に乗り込んだようなワクワク感を味わってもらうという趣向になっている。
▲「かしら」の姪っ子にあたる「なな」は、現在「すみっコぐらし」のラッピングとなっている。
▲窓ガラス部もすべてキャラクターラッピングとされ、車内にキャラが満員状態のように見える。
また、7月22日から12月末ごろまで「なな」は「すみっコぐらし」のラッピングにて運転されており、客扉や側面窓のキャラクターが所狭しと描かれ、一段と賑やかな印象になっている。
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