text&photo:RM
取材日:‘20.10.2
取材協力:京都鉄道博物館
■特集展示だけじゃない!館内のコラボ
特集展示を2回にわたってお届けしてきたが、タイトルにもあるように今回は京都鉄道博物館の各所で新快速50年を記念した企画が展開されており、写真展や収蔵資料展、スタンプラリーなど一日楽しめる内容となっている。
■ゆったりとした展示で新快速を体感!
2階企画展示室では、写真資料展、映像資料展示、アーケード・テレビゲーム「電車でGO!!」とのコラボ展示の3企画が展開されている。
従来の企画展ではこの企画展示室をメインに据えた展示が多かったが、今回の企画ではゆったりと映像資料や写真資料を見ることができるスペースとして、この企画展示室を充てている。そのため、新快速の裏側に密着した非常に見応えのある映像資料を座ってゆったりと見ることができるのである。展示期間は12月13日まで。
▲映像資料の中には30分を越える見応えのあるものも。
■新快速関連のものも!収蔵資料展「列車の表示板 色いろ」
2階企画展示室横の展示スペースでは収蔵資料展「列車の表示板 色いろ」が展開されている。新快速50周年に合わせて153系に掲げられた「新快速」のヘッドマークをはじめ、阪和線を走った「新快速」のヘッドマークなど、レイル・ファン必見の展示となっている。こちらはなんと1月17日までのロングラン展示となっている。
■鉄道ジオラマを歴代の新快速車両が駆け巡る!
2階の鉄道ジオラマの演出運転では特別プログラムとして歴代の新快速で走った車両が巨大なジオラマの中を駆け巡っている。ジオラマの客席前の複々線区間を疾走する姿は子どもだけでなく、当時を知るお父さん世代の観客にも刺さる粋な演出となっている。鉄道ジオラマは一日6回の運転となっており、特別プログラムは12月13日までとなっている。
さらに、これだけでなく豪華ゲストを招いての講演会のほか、11月7日~11月10日まで4日間限定で初の専用車両として製造された117系のトップナンバーが展示されるなど、京都鉄道博物館から目が離せない。
🔶初の新快速専用車両、117系が京都鉄道博物館に展示!
~京都鉄道博物館新快速50年企画レポートVol.4~
- 2階企画展示室では映像資料を展示。座って観ることもできる
- 新快速の歴代車両のほか、当時の沿線の様子など貴重な写真資料が展示されている
- 時系列で並べられた写真資料と映像をゆったりと見ることができる
- アーケード・テレビゲーム「電車でGO!!」とのコラボ展示。扇形車庫にアーケードゲームが設置中
- 収蔵資料展「列車の表示板 色いろ」
- なかなかお目にかかれない貴重な資料が展示されている
- 153系新快速電車に掲出されたヘッドマーク
- 阪和線の新快速に掲出されたヘッドマーク
- 117系の前面の種別幕。種別幕のデザインも凝ったものとなっている。
- 鉄道ジオラマの客席前の駅に勢揃いした歴代の新快速の車両たち
- 一番客席に近い線路では153系が停車している。
- 3階通路のギャラリーでも収蔵写真展が実施中。こちらは12月20日まで