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DT50E(M台車/モハ207-901) 2009.12.5 松戸車両センター P:岡田誠一
TR235F(T台車/サハ207-901) 2009.12.5 松戸車両センター P:岡田誠一
軸距:2100㎜ 車輪径:860㎜
軸箱支持:円錐積層ゴム式 枕ばね:空気ばね(ボルスタレス)
国鉄初のボルスタレス台車であるDT50/TR235系は、1985(昭和60)年登場の205系電車を皮切りに、以後、国鉄の分割民営化までわずか2年余りの間に、203系100番代、211系、415系1500番代、117系100番代、213系、207系900番代と、仕様を変更しつつ多数の新造車に採用された。円錐積層ゴム式の軸箱支持方式もこの系列が嚆矢。基礎ブレーキ装置はM台車が踏面片押し、T台車は踏面片押しとディスクブレーキの併用である。
DT50E/TR235Fは国鉄初のVVVF制御車として1986(昭和61)年に登場した207系900番代の台車。基本的な構造は205・211系のものと同じだが、車軸ジャーナル軸受は高速時の走行安定性を高めるため、密封片つば式のJC30から密封両つば式のJC32に変更。さらに電動車用のDT50Eでは、駆動装置の歯車比を6.:07から7:07に増加させ、歯車装置を飛まつ潤滑方式としたほか、各部の簡素化と軽量化が図られている。
国鉄207系900番代:RailMagazine37号参照
2009.12.5 松戸車両センター P:岡田誠一
207系900番代についてはRailMagazine317号でも詳しくご紹介しています。