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本誌Rail Magazineで198回にわたって連載された沼田博美さんの「絵画館」の原画の一部がホビダスで販売されることになった。
「絵画館」が始まったのはRM101号(1992年2月)だから、もう15年以上前のことになる。ついこの間のような気もするが、後に担当となる私もまだ一読者で、その号の「客車列車D・A・I・S・U・K・I」という特集タイトルからして、いろいろな意味で時代を感じざるを得ない。
その第1回の題材は、まだ「南海電車」だった貴志川線の1201形だった。以来、198ヶ月の顔ぶれを改めて見てみると、今なお現役で活躍していたもの、引退間近のもの、保存されて余生を送るものなどなど、その時々の車輌たちの肖像が浮かんでくる。
ちなみに連載をご覧の方ならご存知と思うが、沼田さんは江ノ電・極楽寺育ちの大の電車ファン。生き生きとした車輌たちの姿は「好き」ならではの視点で描かれたものなのである。(高橋一嘉)
カメラを構えたファンに混じって相鉄モ二2000形を描く沼田さん。こうしたイベントの場などで偶然お会いすることも。 2006.3.5 P:高橋一嘉
2008.7.27作成