← → 都電9000形完成→
“レトロ車輌”として既報の都電荒川線の新形車、9000形9001号が3月24日朝、荒川車庫に到着。都電の新造車は1993年登場の8504・8505号以来、14年振り。上の写真は台車上への移動を前に、搬送中取り外されていたパンタグラフや冷房など屋根上機器の取り付けが完了した車体。営業時には二重屋根風のカバーが付けられる模様であり、この角度では屋根上機器は見られなくなる。
一足先に線路上に下ろされ、トラバーサー上で車体の搬入を待つ台車。8500形のFS91、FS91Aと同様、シェブロン式軸箱支持の住友金属製台車で、形式はFS91B。動軸側に取り付けられた砂箱が目をひく。
車体がクレーンで吊られていよいよ線路上の台車上へ。この後、5月27日のデビューまで調整・試運転が繰り返された。 完成状態の姿→
写真・取材:2007.3.24 荒川車庫 RM