鉄道ホビダス

FS510 / 長野電鉄2000系A編成

 
232:FS510
FS510 写真:2005.6.19 上条 高橋一嘉
軸距:2250㎜ 車輪径:860㎜
軸箱支持:SUミンデン式 枕ばね:空気ばね

 営団地下鉄(現・東京メトロ)日比谷線用3000系電車のうち、1963(昭和38)年製の3次車以降が履いたミンデンドイツ式台車FS348を1981(昭和56)年から更新したもの。台車枠のほか軸箱まわりも新製され、SUミンデン式軸箱支持に変更されているが、枕装置は従来の外吊りの下揺れ枕を有するもので、他にはあまり見ない姿となった。基礎ブレーキ装置は踏面片押し。
 3000系は1994年に全廃となり、一部は長野電鉄に譲渡されたが、FS510は長野電鉄のほか、台車のみが日立電鉄(2005年廃止)、富士急行、一畑電鉄、富山地方鉄道にも譲渡された。
 写真はNA-4P/NA-4から履き替えた長野電鉄2000系A編成のもの。
2000A.jpg
2007.2.18作成 2011.2.18更新

参考文献
「3000系の誕生から終焉、そして現在」齊藤和夫
(『鉄道ピクトリアル』No。608/1995年 電気車研究会)
復刻版 私鉄の車両22 帝都高速度交通営団』飯島 巖・小山育男・荒川好夫
(2002年 ネコ・パブリッシング刊)

LINK
これまでに収録した営団地下鉄・東京メトロ関連の台車

このweb上のすべての画像は個人でお楽しみになる以外の使用はできません。