text & photo:RM/鉄道ホビダス
取材日:’22.12.7 場所:緑木車両工場
取材協力:Osaka Metro
各所に散りばめられたこだわりをチェック!
2025年の大阪・関西万博に対応すべく開発が進められてきたOsaka Metroの新型車両「400系」の実車がついに公開されました。
中央線用にまったくの新型車両として誕生した400系のイメージが公開されたのはちょうど1年ほど前のことでしたが、これまでのどの車両とも異なる個性に驚いた方も多いのではないでしょうか。
注目すべきポイントは多々ありますが、やはり気になるのがその車体デザイン。「乗って楽しい」をデザインにも盛り込んだとのことですが、前面をガラス張りの展望形状とし、四隅にヘッドライトが配された宇宙船的イメージは、一度見たら忘れないほど印象的なもの。乗客からの展望や将来的な自動運転の可能性を示唆しているともいいます。
一方、乗降ドア周りにも実用性との両立を狙ったデザインが見て取れます。400系はロングシート(グリーン)のほかに、クロスシート車両(グレー)を1編成に1両配備することとなっており、ドアを見ればどんなシートなのかが一目で識別できるよう、3色に塗り分けられています。ちなみに優先席(フリースペースも含む)はブルーとなります。
また、座席自体も背を高く設定、荷棚の高さを100mm下げるなど、乗り心地や使い勝手の向上も図られているそうです。
400系は、大阪・関西万博会場への玄関口となる夢洲駅の開業と同時期、2023年4月からの導入が予定されています。
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