JR貨物は、2009年3月14日(火)のダイヤ改正の概要を発表した。今回の改正では列車の増発・速達化、翌日配達圏の拡大等を実施する。
主な概要は次のとおり。
■列車の増発・新設
○東京(タ)23:40発の福岡(タ)行き列車を増発
○福岡(タ)18:48発隅田川行き列車を増発
○隅田川0:02始発・東京(タ)11:16発の北九州(タ)行き列車を新設
■コンテナ列車の輸送力増強
東京~九州、名古屋~九州のコンテナ列車の編成輌数を増やし、輸送力を増強。ならびに九州地区の発着駅を北九州(タ)に変更。
■直通輸送力を設定
大阪(タ)発鳥栖行きの直通輸送力を設定。 ※北九州(タ)で接続
■北関東発関西行き直通列車増発
現行の東京(タ)発梅田行き列車を新座(タ)始発に変更。これにより高崎からの直通輸送力と宇都宮(タ)―大阪(タ)における宇都宮地区からの輸送力を拡大。
■コンテナ列車の速達化
札幌(タ)発福岡(タ)行き、札幌(タ)発名古屋(タ)行き、隅田川発札幌(タ)行き、西浜松発札幌(タ)行き、西浜松発福岡(タ)行き、金沢(タ)発宇都宮(タ)行き、広島(タ)発札幌(タ)行き各コンテナ列車の速達化を実施。
■大型コンテナ輸送ネットワークの拡大
ISO24トンコンテナ等の重量コンテナが積載可能なコキ104形、コキ106形貨車を増備し、輸送力を拡大するとともに、京葉久保田→東青森の直通ルートを新設。
■高速石油列車増発
最高速度95km/hのタキ1000形貨車の投入を推進し、千葉貨物―倉賀野間、根岸―八王子間の石油列車の速達化を図る。
■車輌及びコンテナの新製・増備
安全性や輸送品質向上を図るために輸送機材の設備投資を行なう。
○機関車:27輌新製
○コンテナ車:144輌新製
○コンテナ:4,800個新製
内訳 19D形:1,000個
19G形:1,000個
V19B形:1,600個
V19C形:1,200個