秩父鉄道が熊谷~三峰口間で運行しているSL「パレオエクスプレス」は、2025年8月30日(土)に運行区間を行田市まで延伸し、「SL日本遺産のまち行田号」として特別運行する。同列車の熊谷以東への乗り入れは、1998年のデビュー以来初めてのこと。

運行に先立ち、夜間試運転で行田市駅に入線した際の様子。普段は走行しない区間に入線するため、終電後に試運転が行なわれた。(画像:プレスリリースより)
運行日は行田市駅にて出発式が行なわれ、車内でも行田市のPRや特産品販売といったイベントが実施される。行田市は江戸時代から足袋の生産拠点として栄えてきた街で、市内には多くの歴史的建造物が残っている。また、利根川と荒川に挟まれていることから水と緑に恵まれており、世界最大の田んぼアートがあることでも知られている。7月下旬には市民を対象としたSL試乗会も開催予定で、今回の特別運行は街を挙げて歓迎されることとなりそうだ。
■運行日時
2025年8月30日(土)行田市駅9:55発
■運行区間
下り 行田市~三峰口
上り 三峰口~熊谷



