3月16日に発生した福島県沖地震により、鉄道各路線にも影響が生じているが、被害が大きく再開まで時間が掛かる見込みの東北新幹線の当面のバイパス線として機能していた東北本線在来線で、3月21日午後、東福島~伊達間の橋脚に損傷が見つかり、福島~藤田間で運転を見合わせていたが、復旧作業の結果、3月22日昼頃より運転を再開する。
◎3月22日11:00時点での在来線運行状況まとめ
■東北本線
一旦は全線で運行を再開後、3月19~21日まで「那須塩原~仙台」間と「仙台~盛岡」間で臨時快速列車の運転(うち前者の3月21日下り第2便は運行されていない)。3月21日午後より前述の通り福島~藤田間で運転を取り止めていたが、22日昼頃復旧見込みとなった。
なお、22日には東北新幹線が那須塩原~郡山間および一ノ関~盛岡間で運転を再開することから、臨時快速列車を「郡山~仙台」間と「仙台~一ノ関」間で運転する。22日の「郡山~仙台」間列車ダイヤは下りは郡山駅14:17発から、上りは仙台駅11:56発から運転再開する。
※運休区間=福島~藤田(3月22日昼頃復旧)
画像:JR東日本【東北エリア】運行情報 (公式)Twitterより
■常磐線
「富岡~新地」間で運転を見合わせていたが、復旧作業が進んだため、3月22日より「富岡~原ノ町」間で運転を再開する。「原ノ町~新地」間については、復旧作業が順調に進めば3月24日に運転を再開する見込み。
※運休区間=原ノ町~新地(3月22日~)
■阿武隈急行
ホームの損傷や道床流出、コンクリート柱の傾斜などの異状が見られるため、全線で運休中。運転再開見込は立っていない。
※運休区間=福島~槻木