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香椎線での自動列車運転装置実証運転、区間・対象列車を拡大!

2022.03.01

 JR 九州では、運転士以外の係員が前頭に乗務する自動運転(GoA2.5※)の実現を目指し、2020年12月24日より香椎線(西戸崎~香椎間)にて運転士が乗務した状態の営業列車で、ATS-DKをベースとした自動列車運転装置の実証運転を実施し、在来線における自動運転列車の運行に関する知見を蓄積している。
※GoA= Grade of Automation

▲自動運転の実証試験を行うBEC819系5000番代。

’20.12.25 香椎線 雁ノ巣~海ノ中道 P:浜村正弘
鉄道投稿情報局より

 この度、実証運転状況は良好と判断し、自動列車運転装置を用いた営業運転区間・対象列車を拡大することとなった。

拡大区間
 香椎線 香椎~宇美間
 ※これにより香椎線全線が実証運転区間となる。

(プレスリリースより)

対象列車
 上り列車38本 (現行:12本)、下り列車39本 (現行:12本)

実施時期
 2022年3月12日(土)より

2022年1月末までの実証運転の実績
 総走行距離:81,278km
 総停車回数:31,505 回

◎今回から追加・改良される新機能
(1) 編成両数に応じた停止位置に停車する機能
 編成両数を設定することで、編成両数に応じた停止位置に停止する機能を追加。

(プレスリリースより)

(2) 降雪等を考慮した走行モードの追加
 最高速度及び高速域の減速度低減を行うことで降雪及び落葉による滑走を防止する走行モードを追加。手動によるモード設定の他、自動列車運転装置による滑走及び微小空転を検知し自動的にモード変更する機能を追加。
※自動的なモード変更機能は日本初

(プレスリリースより)

(3) 走行時消費電力を抑制する走行制御へ改良
 前方の制限速度を予測した制御(※)とすることで、力行(加速)時間の短縮を図り、走行時消費電力を(現行自動運転比)最大 14%削減した。
※走行状態に応じた予測制御による経済運転機能は日本初

(プレスリリースより)

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