text:鉄道ホビダス photo:皆越和也
JR九州の西九州新幹線N700S第1編成については、日立製作所笠戸事業所から大村の車両基地に向けた船積みおよび出航シーンなどをお伝えしてきたが、その後の陸送の様子もご紹介したい。
艀で6両編成が一度に航送された第1編成は、1月9日に長崎県の川棚港に到着し、「水切り」と呼ばれる陸揚げ作業が行われた。当地では長崎県知事やJR九州社長も参加した歓迎セレモニーが行われた。
その後、1月10日未明に第一陣として陸送されたのは4~6号車。川棚港から大村車両基地までは約25.4km、輸送時間は約3時間とされ、各車ほぼ定刻からやや早めのペースで作業が進み、無事基地へと搬入されていった。
事前に海上輸送見学ツアーが行われたこともあるだろうが、大村市の桜馬場交差点には50人を超えるファンと報道陣が集まり、その注目度の高さがうかがえた。
写真は新幹線とJR大村線の新大村駅すぐ脇の立体交差。
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