JR東日本では、2022年3月12日(土)にダイヤ改正を行う。主な内容は、
(1) 上越新幹線にE7系を追加投入
(2) 山形新幹線の全車指定席化と山形・秋田新幹線の特急料金改定
(3) 首都圏の通勤時間帯の着席サービス向上
(4) 首都圏を発着する特急列車の利便性向上
(5) 上野東京ライン(常磐線直通列車)の増発
(6) 南武線 土休日の快速列車運転時間拡大
(7) 宇都宮線、日光線、相模線にE131系新型車両を投入
(8) 利用状況にあわせた輸送体系の見直し
…となる。
‘20.3.29 上越新幹線 熊谷 P:長島信幸
(今日の一枚より)
(1) 上越新幹線にE7系を追加投入
「とき」「たにがわ」のうち新たに12本の列車をE7系で運転し、快適性を向上させる。
(2) 山形新幹線を全車指定席とし、山形・秋田新幹線の特急料金を改定
○山形新幹線の全列車を全車指定席とし、安心で快適な指定席サービスの提供を通じて、着席ニーズに応える。
○山形新幹線の全車指定席化に合わせて、従来よりもわかりやすく、利用しやすい特急料金に見直す。また、同じ料金体系の秋田新幹線も特急料金を見直す。
(3) 首都圏の通勤時間帯の着席サービス向上
○朝通勤時間帯に特急「スワローあかぎ」(高崎線)、特急「さざなみ」(内房線・京葉線)を運転し、着席サービスを向上させる。
○中央線特急「かいじ2号」の運転時刻を変更し、甲府エリアから東京方面の利便性を向上させる。
○特急「湘南」(東海道線・湘南新宿ライン)が新たに大崎駅に停車し、湘南エリアと大崎エリアの利便性を向上させる。
(4) 首都圏を発着する特急列車の利便性向上
○品川行の特急「湘南」および新宿駅発着の特急「あずさ」「かいじ」の一部列車を東京駅に、上野駅発着の特急「ひたち」「ときわ」の一部列車を品川駅に延長し、利便性を向上させる。これにより、土休日の常磐線特急は全て品川駅発着となる。
○特急「成田エクスプレス」の千葉駅停車を拡大し、新宿・渋谷方面や横浜方面と千葉エリアのアクセスを向上させる。
(5) 上野東京ライン(常磐線直通列車)の増発
日中帯を中心に、常磐線と上野東京ラインを直通する列車を毎時2本から3本に増発。これにより、常磐線エリアと東京方面の利便性を向上させる。
(6) 南武線で土休日の快速列車運転時間拡大
土休日で快速列車を運転する時間帯を拡大し、下り(立川方面)は9~16時台、上り(川崎方面)は9~15時台として利便性を向上させる。
(7) 宇都宮線、日光線、相模線にE131系新型車両投入
宇都宮線、日光線でE131系新型車両の運転を開始し、快適性を向上させる。また、相模線ではE131系新型車両を追加投入し、全列車を新型車両で運転する。なお、E131系新型車両を投入する区間ではワンマン運転を実施する。
’21.8.19 宇都宮運転所 P:RM
(8) 利用状況にあわせた輸送体系の見直し
【新幹線・在来線】・一部特急列車を定期列車から臨時列車化し、利用が少ない列車の運転を取り止める。
【在来線普通列車】・首都圏線区で、朝通勤時間帯の運転本数を見直す。
・山手線、中央線快速、常磐線快速・常磐線、京葉線は、日中帯の運転本数を見直す。
・東海道線、横須賀線、山手線、中央・総武線各駅停車、高崎線、常磐線快速、常磐線各駅停車、総武線快速は、夕夜間帯の運転本数を見直す。
・首都圏以外の一部線区で、利用が少ない日中帯の列車を中心に運転本数を見直す。
(9)(その他)
・八高線・川越線でワンマン運転を実施する。また、八高線・五日市線は中央線快速との直通運転を取りやめる。
・相模線で朝夕時間帯に実施している横浜線への直通運転を取りやめる。
・利用状況および経営環境の変化をふまえ、東北・山形・秋田・上越・北陸の各新幹線と、JR東日本管内の特急列車の特別車両(グリーン車、グランクラス、プレミアムグリーン)に適用しているグリーン料金・グランクラス料金を改定する。