JR東海は、2021年から順次投入する315系通勤電車のインテリアデザインと車内設備を発表した。全車両に車椅子スペース、全編成に車椅子対応トイレが設置される。冷房能力も向上し、AIによる自動学習・制御最適化機能が国内で初めて導入される。詳細は以下の通り。
▲315系イメージ(JR東海プレスリリースより)
▲今回発表されたインテリアイメージ(JR東海プレスリリースより)
■インテリアコンセプト
優しく安心感のある快適な移動空間
■バリアフリー設備
・全車両に車椅子スペースを設置(イラスト①)
・全編成に車椅子対応トイレ
・車両とホームの段差を縮小(イラスト③)
・カラーユニバーサルデザインに対応した車内表示器を設置(イラスト④)
・優先席の床面等の色分け(イラスト②)
■セキュリティの向上
・車内防犯カメラを1両につき5箇所設置(イラスト⑤)
・非常通話装置を1両につき3箇所設置(イラスト⑥)
■冷房機能の向上
・冷房能力を約3割向上(211系比)(イラスト⑦)
・AIによる自動学習・制御最適化機能を国内で初めて導入
・冷房装置の状態を常時サーバーに送信することにより故障の早期発見が可能
■座り心地の向上(イラスト⑧)
・一人あたりの座席幅を1cm拡大(211系比)
・腰への負担が少ない理想的な姿勢をサポートする座席形状
・色の濃淡を付けることで座席スペースを明確
・透明ガラスを上部に採用した大型袖仕切り
■快適な車内空間
・赤外線・紫外線を99%カットする遮熱、遮光ガラスを導入(イラスト⑨)
▲211系との比較(JR東海プレスリリースより)