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九州でEF510の走行試験を予定! JR貨物2021年度事業計画

2021.03.31

 JR貨物は、2021年度の事業計画を発表した。主な内容は以下の通り。

‘16.5.26 IRいしかわ鉄道 森本~東金沢(公道より撮影) P:宮島昌之
鉄道投稿情報局より

■鉄道強靭化と長期寸断時の対応強化
・「平成30年度7月豪雨」などで長期間にわたり不通になったことを踏まえて引き続き災害発生時の事業継続計画を強化。
・輸送機械の冗長性確保のための一環として、運用線区拡大のため一部機関車の改造に着手、試作車1両を製作中。
・試験車については、本年度は試験走行を実施するとともに、今後の改造に向けた体制を構築予定。

■安定輸送の確保について
・故障による輸送障害を未然に防止するため老朽車両の代替を計画的に進める。
・九州地区は、EF510形式機関車の導入を予定していることから、九州用に仕様変更したEF510 形式の走行試験を行う。
・手ブレーキ検知装置を開発し全コンテナ貨車に展開する。
・仙台貨物ターミナル駅の移転事業などの大規模停車場改良を活用した人材育成や保守体制の整備を並行して進める。

■海外事業の展開について
・タイで特に要望のある危険品の鉄道コンテナ輸送を実現するため、タイ側への支援を実施するとともに、駐在員事務所を設置する。
・タイを中心としたマレーシア・カンボジア・ラオス島の国際鉄道輸送に関する事業化の可能性について調査する。

■新技術・新規事業へのチャレンジについて
・将来のスマート貨物ターミナルの実現や、移転後の仙台貨物ターミナル駅への導入を視野に入れて新技術や新規事業の検討、開発を進める。
・検討、開発を進めていくのは「駅構内トラックの隊列走行」、「入換機関車の遠隔操縦」、「フォークリフトの遠隔操縦・自動化」、「システムによる駅構内コンテナ留置位置の最適化」、「積付画像診断」、「コンテナ立体自動倉庫」など。

■整備計画について

(JR貨物 資料より)

🔶詳しくはこちら
🔶JR貨物ウェブサイト

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