JR東日本は、都心から羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する「羽田空港アクセス線(仮称)」について国土交通大臣より鉄道事業許可を受けたと発表した。詳細は以下の通り。
▲事業区間位置図(JR東日本プレスリリースより)
■鉄道事業許可を受けた区間
東京貨物ターミナル~羽田空港新駅(仮称)間 約5.0km
■鉄道事業種別
第一種鉄道事業
■建設費
約3,000億円(改良区間も含む)
■運行開始予定時期
2029年度
今回許可を受けた区間は、「羽田空港アクセス線」プロジェクトの肝となる部分で、完全新規路線の建設となる。プロジェクトには「東山手ルート」「西山手ルート」「臨海部ルート」の3ルートが計画されているが、そのいずれもがこの新規路線を経由するものだ。
今回のプレスリリースでメインで取り上げられているのは3ルートのうちの「東山手ルート」で、これは東京駅などの都心部から東京貨物ターミナルまで、現在休止中になっている東海道貨物支線(通称大汐線)を再活用し、東京駅またはさらに北方の宇都宮・高崎・常磐線からもダイレクトに羽田空港に乗り入れることが可能になるというもの。