JR東日本では、クルーズトレイン”TRAIN SUITE 四季島”の運転開始に向けた準備を進めているが、このたび2017年度「東日本の旬」コースの設定について発表した。 ”TRAIN SUITE 四季島”は、既に春から秋に運行する「3泊4日」、「1泊2日」コース、冬の「2泊3日」コースを発表し、2017年5月の運行開始から8月出発分までの申込受付を終了している。 これら既に発表したコースに加え、2017年度に新たに、その時だけ楽しめる旬の旅「東日本の旬」コースのルート概要が決定した。【2017年度「東日本の旬」コースの設定について】 年間を通じて運行するコースとして、3泊4日コース(春~秋)、1泊2日コース(春~秋)、2泊3日コース(冬)を用意しているが、これらに加えて、東日本エリアに息づくその季節ならではの旬を楽しむ「東日本の旬」コースを設定する。(1)運行ルートの概要について 以下の通り、「夏の2泊3日コース」、「年末年始コース」、「早春の2泊3日コース」の3つの「東日本の旬」コースを用意する。※運行ルートは2016年10月1日現在計画しているもの。今後、変更になる場合がある。①夏の2泊3日コース 2017年8月16日(水)~18日(金)/走行距離:約1,800km 日本の夏の伝統的な文化に触れるこの時だけの特別な旅に誘う。国の重要無形民俗文化財に指定されている西馬音内盆踊り(秋田県)を観覧、浄土思想の根付いた世界遺産平泉への訪問で古に思いを馳せる旅を提案する。また、八戸線を走るレストラン列車”TOHOKU EMOTION”を貸し切り乗車する。 1日目 上野→湯沢(秋田県)→(列車内にて宿泊)→ 2日目 →八戸(青森県)→(”TOHOKU EMOTION”貸切)→鳴子温泉(宮城県)→(列車内にて市宿泊)→ 3日目 →一ノ関(岩手県)→上野②年末年始コース 2017年12月31日(日)~2018年1月1日(月)/走行距離:約1,000キロ 1年の終わりと始まりを”TRAIN SUITE 四季島”で、特別な体験に。1日目は文人墨客が訪れた熱海に向かい、カウントダウンは横須賀で新年を迎える。初日の出は、房総半島の和田浦(千葉県)にて眺め、鹿島神宮(茨城県)で初詣を行う。 1日目 上野→熱海(静岡県)→横須賀(神奈川県)→(列車内にて宿泊)→ 2日目 →和田浦(千葉県)→鹿島神宮(茨城県)→上野③春の2泊3日コース 2018年3月24日(土)~3月26日(月)/走行距離:約1,600キロ 女子の健やかな成長を祈る、日本の伝統行事「雛祭り」。東日本エリアにも多くの地域に「雛祭り」文化が残っている。この旅では、色濃く雛の文化が残る酒田(山形県)に北前船で運ばれて大切に保管されてきた雛人形を見ながら雛巡りをする。翌日は、宮沢賢治の描いた「イーハトーヴ(理想郷)」の世界を、SL銀河を貸し切って楽しむ。3日目は那須(栃木県)で朝食の後、結城(茨城県)にて結城紬の文化に触れる。 1日目 上野→酒田(山形県)→(列車内にて宿泊)→ 2日目 →花巻(岩手県)→(〈SL銀河〉貸切)→(列車内にて宿泊)→ 3日目 →那須塩原(栃木県)→結城(茨城県)→上野(2)「東日本の旬コース」の発売について 2017年2月頃の発売を予定している。旅行行程や詳細は改めて発表予定。【2017年度7・8月分 旅行申し込み状況について】 JR東日本グループの(株)びゅうトラベルサービスでは、2017年7・8月分”TRAIN SUITE 四季島”の旅行申し込み受付について、9月30日に締め切った。今回も前回同様、全ての出発日・コースにおいて、抽選となっている。(1)平均倍率 2017年7・8月出発分には941件の応募(募集件数153件)があり、平均倍率は6.2倍となった。運行開始からの最高倍率は、2017年5月1日出発3泊4日コース、「四季島」スイートの76倍。 当選者への連絡は10月下旬を予定している。(2)今後の申し込み受付について 現在、2017年度9~11月出発分の資料請求(パンフレット)を受け付けている。パンフレットを希望の方は、ウェブサイトまたは”TRAIN SUITE 四季島”ツアーデスクにて受付を行っている。旅行の申し込み期間は2016年11月1日(火)~2017年1月6日(金)となり、期間中にウェブサイト上または、資料に同封されている申込書にて申し込むこと。・”TRAIN SUITE 四季島”ウェブサイト http://www.jreast.co.jp/shiki-shima・”TRAIN SUITE 四季島”ツアーデスク 0570-00-7216(ナビダイヤル)営業時間10:00~17:30 (休業日:毎週水曜日・土曜日) ※10月4日(火)は20:00まで営業。●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●JR東日本 ウェブサイト