日本の鉄道写真界の第一人者として半世紀以上、第一線で活躍する広田尚敬氏。鉄道を通してその時代の人々の想いや生き方全てを写真に包み込んで表現している。本展では、広田尚敬氏が青年時代に撮影した厳冬北海道のSL写真から、国鉄全盛時代の各地の代表車輌、古き良き時代の東武鉄道、そして最新鋭の現代車輌など、時代の流れを回想できる構成で展示する。展示作品数カラー約160点、モノクロ約60点の計約220点を予定。
▼D51 444 石北本線 金華~常紋 1975年3月16日
(c)Naotaka Hirota

○会期
2014年12月20日(土)~30日(火)
○会場
東武百貨店船橋店6階イベントプラザ
○時間
10:00~19:30
最終日は17:00閉場 入場は各日閉場の30分前まで
○入場料
一般・大学生500円 中・高校生300円 小学生以下無料
○展覧会内容
・構成
第1章 永遠の蒸気機関車たち カラー約20点
1975年12月24日に国内の蒸気機関車は列車運行を終了した。最後の時に向かって走り続ける各地の蒸気機関車の姿を鮮やかなカラー作品(コダクロームKⅡ・KR)で展示する。
第2章 蒸気機関車を追って モノクロ約40点
広田作品の真髄とも言えるモノクロ蒸気機関車作品で構成。前半では、驀進する名機C62の姿や、雪の狩勝峠(根室本線)を越える蒸気機関車の姿をご覧いただく。後半では、現役蒸気機関車の姿を追って厳冬の北海道を旅する若き広田氏の足取りを辿る。この1959(昭和34)年2月の撮影行では旅先の人々との心温まるエピソードが生まれている。
第3章 僕と鉄道 カラー・モノクロ 約50点
のどかな各地のローカル線の味わい、人と鉄道との関わりなど車輌写真だけではない鉄道写真の持つ別の魅力を感じていただく。80年代を中心に、近年の作品も含めた展示となる。また、モノクロの「動止」作品、古き良き時代の東武鉄道「4-4-0」作品を展示する。
第4章 鉄道のくに カラー 約100点
広田氏は70~80年代を中心に北海道から九州までの国鉄全線を撮影した。第4章ではこれらの作品群を中心に展示する。日本の四季を背景に各地を走る列車の姿、鉄道を通して見えてくる当時の人々の暮らしなどをご覧いただく。現代に甦る保存蒸気機関車作品のほか、一部に特急、ブルートレイン、広田泉氏撮影の新幹線作品を含む展示となる。
・映像作品放映予定
・広田尚敬使用機材展示予定
【広田尚敬ギャラリートーク&サイン会】
12月20日(土)11:00 14:00
12月27日(土)11:00 14:00
各回約30分程度のギャラリートーク後、当日広田尚敬氏のオリジナル写真集をお買い上げの方に各回先着100名を対象に、サイン会を開催する。
※ギャラリートーク参加には入場券が必要となる。
※都合により、イベントの内容が変更になる場合がある。
【写真集先行発売】
広田尚敬写真集『鉄道ものがたり』(1月中旬発売)を船橋展会場にて先行発売する。
広田尚敬写真集『鉄道ものがたり』
本体2,200円+税
【自慢の鉄道写真大募集!】
・募集期間
12月20日(土)~12月26日(金)
・受付場所
東武百貨店船橋店 6階会場受付
広田尚敬写真展「鉄道ものがたり」の会期中、応募いただいた写真を会場横に展示する。写真は通常のL判・2L判プリントに限る。
応募頂いた方には「オリジナルポストカード(1枚)」をプレゼントする。
※応募は一人1枚限りとする。
※写真は返却しない。
※被写体に人物が入る場合は必ず本人の承諾を得ること。
27日(土)には応募写真の中より、広田尚敬氏お気に入りの写真を発表する。
○主催
広田尚敬写真展「鉄道ものがたり」実行委員会
○協賛
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
○協力
株式会社堀内カラー
○企画制作
クレヴィス
○問合せ
東武百貨店船橋店
TEL 047-425-2211(代表)
千葉県船橋市本町7-1-1