東京急行電鉄株式会社と、株式会社総合車両製作所は、共同で開発を進めていた次世代ステンレス車輌「sustina(サスティナ)」の第一号車輌を、東急電鉄5050系として5月中旬に東横線へ導入する。
sustinaは、レーザー溶接の積極的な採用による車輌構造の変更、骨組の軽量化などで、アルミ車輌と同等の車体軽量化を実現している点が大きな特長。これにより、これまでの車輌に比べて走行時の消費電力量削減などによる省エネルギー性の向上のみならず、車輌外観、内装においてもフラットですっきりとしたデザインを実現。
主な特長として、
1 更なる軽量化の実現による省エネルギー性の向上
○車輌構造の変更や骨組の軽量化などにより、アルミ車輌と同等の車体軽量化を実現
○走行時の消費電力量削減など省エネルギー性を向上
2 お客さま安全性の更なる向上
○内装ロールバー構造採用により車体側面からの衝突安全性を向上
3 ステンレスの特長を活かしたさらなる美観の向上
○レーザー溶接の積極的な採用により、雨どい・ドア・窓回り等の凹凸を少なくすることにより、フラットですっきりした外観デザインを実現
○室内壁面をフラット化するなど、シンプルですっきりとした内装デザイン
4 レーザー溶接による水密性の向上
○車体鋼板接合において、従来のスポット溶接からレーザー溶接による連続溶接を採用することにより、水密性(雨水浸入の防止)が向上
○樹脂シールを使用したシーリングが不要になることによるメンテナンス性の向上
5 製作工数削減による製作コスト低減
○内装、配線、部品取付等の簡略化による製作コスト低減
▼車体側面がフラットになった東急5050系。
P:東急電鉄 ニュースリリースより