東急電鉄と日本信号は、国土交通省の鉄道技術開発費補助金を活用して、現在、日本信号が開発を進めている「昇降スクリーン式ホームドア」の試験運用を、2013年夏頃から田園都市線つきみ野駅下りホームで実施する。
この「昇降スクリーン式ホームドア」は、約10m間隔で設置した柱間に張られたワイヤーロープが列車の到着・出発に合わせて昇降するタイプ。扉数の異なる車輌が混在している路線への導入やシンプルな構造とすることで導入コストの低減を目指している。また今回の試験運用では、より実用化を意識した検証を実施するために両社で協議し、ホーム全長約200mに設置する予定。
設置後は安全性、実用性、耐久性などを確認、両社で各種性能の評価および実用性の検証を実施し、さらなるホーム上の安全性向上や今後の展開の可能性について検討していく。
▲「昇降スクリーン式ホームドア」の下降時イメージ。
東京急行電鉄・日本信号 ニュースリリースより(下画像とも)
▼「昇降スクリーン式ホームドア」の上昇時イメージ。