東京メトロは22日、3月16日(土)より予定している副都心線と東急東横線、横浜高速みなとみらい線との相互直通運転ダイヤの詳細を発表した。あわせて有楽町線のダイヤ改正も実施する。
副都心線は、すべての列車が東急東横線、横浜高速みなとみらい線の横浜、元町・中華街方面へ直通するほか(一部の列車は東急東横線内着)、ほぼ終日にわたり新宿三丁目―渋谷間で各駅停車を増発する。
ダイヤ改正の詳細は次の通り。
■副都心線
○相互直通運転区間の変更[平日・土休日]
副都心線は、すべての列車が東急東横線、横浜高速みなとみらい線の横浜、元町・中華街方面へ直通する(一部の列車は東急東横線内着)。
○各駅停車の増発[平日・土休日]
相互直通運転開始に伴い、副都心線の利用客の増加が見込まれることから、主に渋谷―新宿三丁目間で各駅停車を増発する。
・朝ラッシュ時間帯における混雑緩和[平日]
渋谷方面から池袋行き各駅停車を増発
ラッシュピーク時 4本、ラッシュピーク後 2本
千川始発渋谷方面行き各駅停車を増発
ラッシュピーク時 1本、ラッシュピーク後 1本
・日中時間帯の利便性向上、夕~深夜時間帯の混雑緩和[平日・土休日]
ほぼ、終日にわたり渋谷―新宿三丁目間で各駅停車を増発。
○最終列車の繰り下げ[平日]
和光市23:55発、渋谷0:30着の列車を14分繰り下げて、和光市0:07発、渋谷0:44着(元住吉行き最終列車)とする。
○夜間時間帯における混雑の緩和(和光市―小竹向原間)[平日]
朝夕時間帯(始発~10時、17時~終電 小竹向原駅時刻)に和光市駅を発着するすべての「急行」を地下鉄成増―氷川台間を各駅に停車する「通勤急行」に変更し、特に夕・夜時間帯に混雑していた各駅停車の混雑緩和を図る。
○日中時間帯の運行改善[平日・土休日]
地下鉄成増―氷川台間で列車運行間隔が偏っていた時間帯を約6分の等間隔とする。また、和光市―氷川台間における渋谷方面行き各駅停車は、小竹向原駅での有楽町線新木場行きとの接続を毎時2本から毎時4本に増やす。
○速達列車の設定[日中]
急行列車は、東急東横線・横浜高速みなとみらい線内を「特急」として15分間隔で運転し、池袋―横浜間を最速38分で結ぶほか、西武線内では「快速急行(直通)」として30分間隔で運転し、渋谷―飯能間を最速58分で結ぶ。
○東武線、西武線方面発着列車の一部見直し
東武線内及び西武線内を発着する列車について、始発駅及び終着駅を見直す(有楽町線についても同様)。
○編成輌数
副都心線の「急行」及び「通勤急行」列車は10輌編成、「各停」は8輌編成(一部の列車は10輌編成)で運転。
■有楽町線
○最終列車の繰り下げ[平日]
和光市23:40発、新木場0:31着の列車を7分繰り下げて、和光市23:46発、新木場0:38
着とする。
○夜間時間帯の増発[平日]
23時台に新木場始発和光市行きの列車を1本増発する。
○池袋始発新木場行き列車の設定
池袋駅より新木場行きの始発列車を運転(6時~8時台 1本/時 計3本)
★女性専用車両の設定について[平日のみ]
副都心線及び有楽町線では和光市7:06発(小竹向原7:20発)以降に発車する列車から9 :20(一斉終了)まで女性専用車を導入しているが、3月18日(月)より設定時間を始発~9:30(一斉終了)に変更。また、新たに副都心線渋谷から池袋方面の列車に女性専用車を設定する。
副都心線は、飯能・森林公園⇒元町・中華街方面では始発~9:30までの全区間、元町・中華街⇒飯能・森林公園方面では始発~9:30までの元町・中華街⇒池袋まで。
有楽町線は、飯能・森林公園⇒新木場方面の始発~9:30までの全区間。
設定車輌は10輌編成、8輌編成とも飯能・森林公園方先頭車の1号車。
★弱冷房車について
10輌編成の9号車及び8輌編成の7号車(新木場、元町・中華街方の先頭車両から数えて2輌目)を弱冷房車とする。