予讃線の〈しおかぜ〉(岡山―宇和島間)や土讃線の〈南風〉(岡山―高知・中村・宿毛間)を中心に使用されているJR四国の2000系特急気動車がリニューアルされることになった。これは導入後20年以上が経過し、主要部品及び室内設備が老朽化してきたことによるもの。
デザインコンセプトは、平成16年度より実施した8000系特急電車リニューアルのコンセプト「癒しの国四国」を踏襲、グリーン車についてはシックな木目調の床に、重厚で華のあるデザインの座席を、また、普通車については明るい木目調の床に、明るく華やかなデザインの座席とする。
■主なリニューアル内容
①腰掛モケット、床敷物、客室及びデッキのデザインを変更
②和式トイレを臭いの出ない真空式の洋式トイレに変更、小さなお子様をお連れのお客様のために、ベビーシートとベビーキープを設置(グリーン席付先頭車)
③和式トイレ内の壁面や便器のリフレッシュを行なう(普通席先頭車)
■対象車輌:2000系・N2000系特急気動車 先頭車50輌
■スケジュール
平成22年度は7輌、平成23年度以降43輌を予定。洋式トイレ化については、今年度は2輌実施する予定。
普通席先頭車は1輌目が9月21日ニ、また、洋式トイレ化を実施するグリーン席付先頭車の1輌目は12月上旬に完成予定。
■その他
アンパンマンシートについては、変更はない。