近畿日本鉄道では、来たる4月29日(木・祝)より、30000系ビスタカーの階下席を、3~5名までの利用に限定した「グループ専用席」とし、階下席を他の利用客と相席にならない座席にする。あわせて、階下席をヨットのキャビンをイメージした座席に改造した車輌1編成を同日より運行する。
▼ヨットのキャビンをイメージした「グループ専用席」。当初は1編成のみだが、順次改造予定。
イラスト提供:近畿日本鉄道
★ビスタカー階下席の「グループ専用席」への変更
2010(平成22)年4月29日(木・祝)の乗車分から、全てのビスタカー階下席を「グループ専用席」とする。
○変更日:2010(平成22)年4月29日(木・祝)の乗車分から(前売り開始は1か月前)
○利用条件:同一特急区間を乗車する3名から5名までのグループ利用
○特急料金:利用人数分の特急料金(おとな・こども別)
○発売箇所:近鉄の特急券発売窓口
○その他
・4月29日から、全てのビスタカ-階下席を「グループ専用席」とする。ビスタカーは順次改造予定だが、改造の有無に関わらず同じ取扱となる。
・グループ全員が同じ区間で利用になり、かつ全員分の特急券を1枚で発行できることが条件となる(他の特急列車との乗り継ぎが生じる場合も同様)。
・グループ専用席は、特急券自動発売機およびインターネット予約発売サービスでは取扱われない。
・乗車日が4月29日以降の列車は、インターネット予約発売サービスでビスタカー階下席を指定できなくなる。
★ビスタカ-(ビスタEX30000系)階下席の改造
発売方法の変更にあわせて、ビスタカ-の階下席をヨットのキャビンをイメージした座席に改造した車両を1編成(4輌)運行。
○改造コンセプト
伊勢志摩方面への観光目的の利用客をターゲットとして、伊勢志摩から連想される海と、デッキ部から階段を下って入る船室のイメージから、ヨットのキャビンをテーマとしたデザインとした。扉は設けず、和紙調のガラスを使用したパーテーションを階段下に設け、独立性を高めた客室としている。
○改造車輌数:1編成(4輌)
○運行開始日:2010(平成22)年4月29日(木・祝)
○運転本数:大阪―伊勢方面 平日2往復、土休日3往復
【平日 大阪→伊勢方面】
大阪上本町10:50発 宇治山田行※
大阪難波20:50発 松阪行
【平日 伊勢方面→大阪】
鳥羽 8:18発 大阪上本町行
宇治山田13:29発 大阪上本町行※
【土休日 大阪→伊勢方面】
大阪上本町 7:50発 宇治山田行※
大阪上本町12:50発 鳥羽行
大阪難波20:10発 松阪行
【土休日 伊勢方面→大阪】
松阪 5:41発 大阪上本町行
宇治山田10:29発 大阪上本町行※
鳥羽15:16発 大阪上本町行
※印は、4/29~5/5、7/17~8/31、9/18~9/20、10/9~10/11、12/29~1/10は鳥羽行・鳥羽
発に変更
○その他
当初の改造は1編成のみだが、他の14編成も今秋以降に順次改造予定。