京浜急行電鉄は13日、平成21年度鉄道事業設備投資計画を発表した。
羽田空港での国際ターミナル駅(仮称)の工事を推進のほか、バリアフリー化関連、安全対策関連等に総額約323億円(うち安全対策設備投資は約237億円)を投資する。
主な概要は次のとおり。
国際ターミナル駅(仮称)新設工事
○羽田空港で予定されている国際線定期便就航および国際線ターミナルビル新設に伴ない、国際ターミナル駅(仮称)新設工事を進める。
バリアフリー化関連
○青物横丁駅、平和島駅、京急川崎駅、生麦駅、井土ヶ谷駅、杉田駅、能見台駅
浦賀駅、穴守稲荷駅、六浦駅の10駅にエレベータを設置。
○横須賀中央駅にエスカレーターを設置。
○大森海岸駅、六郷土手駅、八丁畷駅、京急鶴見駅、京急新子安駅、日ノ出町駅、
井土ヶ谷駅、杉田駅、金沢八景駅、六浦駅、三崎口駅で旅客用トイレの改修及び多機能トイレを設置。
安全対策関連
○京急蒲田駅付近連続立体交差化工事は今年度も引き続き工事を進める。
○大師線地下化第1期工事は、暫定整備区画として東門前駅―小島新田駅間を地下化し、産業道路駅にエレベーターなどを設置する。
○新1000形を32輌新造、600形16輌を更新する。さらに1500形のVVVF化や600形の座席改良なども推進。
○駅上屋の延伸・改修や、駅の改修を実施する。
○防災・地震対策強化のため、高架橋耐震補強工事のほか、法面防護・トンネル補修などを行なう。
○変電設備の更新をはじめ、電力・信号・通信など諸設備の更新を実施する。
○踏切保安施設、工場、検車庫の改良・改修等を実施する。