山陽電気鉄道では、2009(平成21)年3月20日(金・祝)の阪神なんば線開業にあわせ、同日より全線でダイヤ改正を実施する。
主な内容は次のとおり。
■直通特急・特急が月見山駅に終日停車
山陽須磨―板宿間の月見山駅に、直通特急・特急が平日・土休日とも終日停車。
■大開・西元町に停車する直通特急が山陽須磨―阪神三宮間の各駅に停車
■朝夕通勤時間帯の直通特急が平日・土休日とも荒井駅・白浜の宮駅に停車
通勤需要の拡大に伴なって、2008(平成20)年4月から開始した荒井駅への平日朝夕通勤時間帯の直通特急停車について停車時間帯を拡大するとともに、建設中の大型工場最寄りの白浜の宮駅に、平日・土休日とも朝夕通勤時間帯の直通特急を停車。
これにより、改正後の直通特急停車駅(山陽電気鉄道内)は、山陽姫路・飾磨・(白浜の宮)・大塩・(荒井)・高砂・東二見・山陽明石・舞子公園・山陽垂水・(滝の茶屋)・山陽須磨・(須磨寺)・月見山・(東須磨)・板宿・(西代)に。
※太字は新規停車駅、( )は時間帯により停車
■昼間時間帯の直通特急と普通車の連絡駅を変更
現行、山陽須磨駅と山陽明石駅で行なっていた普通列車と特急列車の接続を変更し、普通列車は霞ヶ丘駅で特急列車の通過待ちを実施。このため普通車の上りは舞子公園駅で、下りは山陽垂水駅で直通特急に連絡。また上り山陽須磨行き普通車は、山陽須磨駅で阪神梅田行き特急(阪神三宮まで各駅停車)に接続する。あわせて山陽須磨駅・山陽明石駅をまたぐ普通車の所要時間を短縮。
■土休日の山陽姫路発阪神三宮行き特急がすべて阪神梅田行き直通特急に
一部区間特急を除きすべて阪神梅田―山陽姫路間の直通特急に変更する。
■阪神なんば線の開通により、山陽~阪神~近鉄沿線がつながる
山陽電車各駅から難波・奈良方面への利便性が向上。あわせて大阪難波までの普通乗車券の発売を開始する。