185系

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南海・高野線で観光列車を導入

2008.09.01

 南海電気鉄道では、「こうや花鉄道」プロジェクトの一環として、2009(平成21)年春の完成を目指し、世界遺産・高野山へ向かう観光列車(2200系の改造車輌)の製作を進めている。この観光列車は森林をイメージした深いグリーンを基調とする車体の側面に大型窓を採用。その大型窓に向けて設置した「ワンビュー座席」や、全国の大手私鉄で唯一の「展望デッキスペース」などを設け、山岳区間の風景を一望することができる。 

 同社では観光列車を導入するにあたり、愛称を一般公募する。



▼2200系改造の「観光列車」外観イメージ。



P:南海電気鉄道インフォメーションより(下2点とも)





▲(左)ワンビュー座席のイメージ。(右)展望デッキスペースのイメージ。



■観光列車の概要

 観光列車は、高野山という目的地に向かう道中である列車の旅を、日常世界から高野山の自然・精神世界への移行の過程として、俗世間から精神世界へと「Change of mode」できる乗り物をコンセプトにしている。

 編成は2輌編成。一般車輌2200系改造によるもので、完成予定は2009(平成21)年春。運行区間は高野線橋本―極楽橋間で一日1往復または2往復を予定。2輌全車指定席で、運行に際しては既存車輌による自由席車2輌を連結し、計4輌での運行となる。

 主な設備として、座席は線路の北側・西側に拡がる紀の川・不動谷川や険しい山間の風景を見渡すことができる「ワンビュー座席」、4人掛けの「コンパートメント」を設置。高野山・極楽橋方の車輌には「イベントスペース」を設置し、難波・橋本方の車輌には森林の空気(外気)を取り入れる「展望デッキスペース」を設置する。

 なお、座席指定料金などの詳細は現段階で未定。運行開始日も決まり次第発表となる。



■愛称募集の概要

○募集期間

 2008(平成20)年9月1日(月)~同年10月17日(金)

 ※締切当日到着分まで有効



○募集内容

 急勾配・急曲線の山間を縫いながら森林の中を走行して世界遺産・高野山へ向かう観光列車にふさわしく、分かりやすいものとする。

 ※愛称は8文字以内



○審査方法

 応募された愛称を参考に、同社・高野山真言宗総本山金剛峯寺・和歌山県・橋本市・高野町・九度山町・かつらぎ町の代表者で協議のうえ決定。

 ※応募者の承諾なくアレンジする場合がある

 ※採用の愛称の著作権は同社に帰属



○応募方法

 官製はがきに愛称(8文字以内:漢字の場合はフリガナ)、愛称の簡単な説明、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、性別を明記して下記宛先に郵送。もしくは下記サイトの応募フォームより応募。



○応募先

【郵送】

〒542-8503 大阪市中央区難波五丁目1番60号

南海電鉄営業推進室「観光列車愛称募集」係



【ウェブサイト】

「南海高野ほっと・ねっと」内の応募フォーム

http://www.nankaikoya.jp/koyaoubo/



※応募は1名につき1回(1つの名称)となる。複数回・複数名称での応募は不可



○結果発表

 2008(平成20)年11月頃

 「南海高野ほっと・ねっと」のウェブサイトなどで発表。



○賞品

 ☆金賞(1名)  旅行券3万円分

  ※名付け親の方(同名称が複数の場合は抽選)



 ☆銀賞(5名)  minapitaギフト券1,000円分

  ※名付け親の方と同名称を応募された方から抽選。ただし同名称の方が5名未満の場合は不足者分を審査したうえ決定



 ☆銅賞(50名) 特急ラピートオリジナルホッチキス

  ※応募者全員から抽選


詳しくはこちら(PDF形式)


南海電気鉄道 ウェブサイト


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