JR西日本では新たな超音波レール探傷車を導入する。これは27日の定例社長会見で発表されたもの。
超音波レール探傷車は、レールに接触させた探触子から超音波を入射し、反射エコーを受信することでレールの傷を見つけるもので、今回新たに導入するレール探傷車では、鉄道業界の探傷車では初めて個別探触子ブロックを採用する。これにより検査精度の向上が図られる。さらに溶接傷用探触子も追加装備し、レール溶接部に発生するレール鉛直方向の傷についても見つけることができるようになる。
今回の新しい超音波レール探傷車を導入することで、これまで2~5年に1回の頻度で検査していた線区では、2年に1回以上検査することができるようになり、探傷車の検査頻度が向上することから、安全がより高まっていくことが考えられる。