資料館

FS317A(FS17A) / 和歌山電鐵2270系

2006.08.08
  ↓FS316
157:FS317A
 台車枠にFS17Aの鋳出し文字を持つこの台車は、南海高野線の“ズームカー”21000・22000系に採用されたもの。『住友金属の台車14』によればメーカー形式はFS317Aであり、FS17Aとは心皿荷重に合わせた南海側の呼称とのことである。21000系登場時(1958年)の台車はFS317(FS17)であったが、増備途中からボルスタアンカ付となったことでFS317A(FS17A)に区分、1969(昭和44)年登場の22000系でも引き続き採用された。また、三岐鉄道モハ120形・クハ210形1次車、モハ130形にも採用されたが、すでに姿を消している。
 21000系、22000系ともすでに系列消滅しているが、21000系は大井川鐵道、一畑電車で譲渡車が、また22000系も南海の支線区用改造車と熊本電鉄への譲渡車が現存する。写真は22000系の貴志川線用改造車で、現在は和歌山電鐵へ引き継がれた2270系2271のもの。
軸距:2100㎜ 車輪径:860㎜
軸箱支持:軸箱守(ウイングばね) 枕ばね:コイルばね

写真:2006.8.5 伊太祁曽 RM(K)
wakayama2270.jpg
4月1日に開業した和歌山電鐵に引き継がれた22000系改造の2270系。右は和歌山電鐵のシンボル車輌としてリニューアルされた“いちご電車”(RailMagazine№277参照)である。 2006.8.8作成
参考文献
「住友金属の台車14」(『鉄道ピクトリアル』№459所収/1986年 電気車研究会)
RM LIBRARY62 三岐鉄道の車輌たち
南野哲志・加納俊彦(2004年 ネコ・パブリッシング)
復刻版私鉄の車両23 南海電気鉄道
飯島 巌・藤井信夫・井上広和(2002年 ネコ・パブリッシング)
LINK これまでに収録した南海電鉄関連の台車

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