1957年から1959年にかけて19輌が量産された旧国鉄最初の幹線用交流電気機関車である。新製配置時から一貫して敦賀第二機関区に所属し、北陸本線の田村-糸魚川間で主として旅客列車用に活躍した。本形式は重連使用で貨物運用にも充当する計画であったが、この仕業には後に誕生したEF70が単機牽引で当たることになった。登場時には前面貫通扉付であったが後年は写真のように溶接密閉化された。このED70 5号機は1975年4月に廃車となっている。 ’74.11.3 北陸本線 福井 P:長谷川武利