キハ12形は旧形式キハ48200として1956年に誕生。二重窓や客室・デッキ間の仕切りなど北海道向け気動車の礎をなすも、翌年以降キハ21・キハ22形の量産に移行したため、製造輌数は22輌にとどまる。晩年は池田機関区に残り広尾線や士幌線などで使われたが、キハ40形の増備により1980年に姿を消した。写真のようにキハ56形と連結されていると、10系気動車の狭い断面がより強調されて見える。 ’80.1.14 帯広運転区 P:大沢敏文