国鉄ED27形電気機関車。国鉄/JR南武線の前身である南武鉄道が、1928(昭和3)年に日立で4輌製造した1000形(1001〜1004)50トン電機は、南武鉄道の国策買収により国鉄1000形を経て1952(昭和27)年に実施された形式称号改正でED34形に。さらに1961(昭和36)年の形式称号改正ではED27形の11〜14とされている。本形式は終始一貫して南武・青梅・五日市線の貨物列車牽引機として活躍し、1968(昭和43)年に11、12号機が廃車となった。12号機は幸いにも、各地より電気機関車を集めていた岳南鉄道に引き取られ同社のED27 1として1973(昭和48)年まで活躍した。一方、国鉄に残った13、14号機も引き続き南武線界隈で活躍した後、1973(昭和48)年に廃車となり姿を消した。’69.6.28 東川井(信) P:笹本健次